知られざる渥美清 (広済堂文庫)大下 英治廣済堂出版このアイテムの詳細を見る |
【一口紹介】
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
昭和3年、東京の上野に生まれた渥美清は戦後の浅草で軽演劇、剣劇、新劇、映画と片っぱしから見て回った。
親の反対を押し切り喜劇役者を目指す渥美はフランス座の舞台で注目を浴びやがてテレビのレギュラー出演も。
その後、山田洋次監督との出会いから、映画『男はつらいよ』の主人公「フーテンの寅」で人気が爆発する。
役者としての渥美清の凄みと魅力そして惜しまれながら逝った国民的スターの素顔を描ききる長篇実録ノベル。
【読んだ理由】
渥美清が大好きだから。
渥美清を最初に意識した、子どもの頃、東芝日曜劇場「父子草」を涙しながら見た記憶は鮮明に今でも残っている。
【印象に残った一行】
中山は、渥美が、自分の中にある嫌な部分を、相手の中に見てしまうと、とたんに、その嫌な部分を切り捨てたくなるのではないか、と想像した。
そういう風に、自分の嫌な部分を削ぎ落とすようにして生きてきたのではないか、と。
そのように人を鋭く見抜いて、そこに巻き込まれないように生きてきた。その嗅覚だけを鋭くさせることで、渦にまきこまれないように、自分をまもりぬいてきた人ではないか、と思った。
【コメント】
文字どおり、役者としての「知られざる渥美清」が懇切丁寧に描かれている。
亡くなられて十年が過ぎた。
今でも東京の地下鉄の駅の売店の新聞をみて訃報を知った時のショックを昨日のことのように記憶している。
昨日から明日まで東京出張です。
私は断然寅さん派でした。
ところで阪神さん残念でしたね。
しかし、まだ今年は日本一になるチャンスはあるようですので・・・・・。
連敗は痛いですね。
渥美 清
というより、やはり寅さん。
未だに根強い人気がありますね。
山田洋次監督の映画で言うなら
当方は釣りバカ派ですが、寅さ
んの方も..。