【一口紹介】
◆内容紹介◆
豊かな世の中にあって、たくさんの人が心に不安を抱えて生きています。
そんな時代を、心に健康を取り戻し、いきいきと生き抜くにはどうしたらよいか。
そのヒントを、この道30余年の超プロカウンセラーが語ります。
統合失調症で20年もの間、入退院を繰り返してきた人が、著者のカウンセラーによって薬さえもいらなくなっていく。
また、これまで心の奥底にかくされていたトラウマを解消し、生きるのがぐんと楽になっていく。
驚異的な成果を挙げる鍵は、いかに心に「安心・安全・リラックス」を取り戻すことができるかということ。
シンプルながらも奥が深い、その極意と実践法をあますところなく明かした、現代人必携の書!
驚異的な成果をあげる超プロのカウンセラーは、どのように心を癒すのか。その極意と実践法を知り、不安の時代を生き抜く。
◆著者について◆
1953年鳥取県生まれ。20代より心理療法への道を志し、ロバート・シューラー、柿谷正期氏に学びと指導を受け、ハーレイ・A・スイガム博士より結婚カウンセリングを学ぶ。
80年株式会社I.B.P総合研究所設立。ゲシュタルトセラピーをポーラ・バトム氏に師事。また田中信生氏にも師事し、多大な影響を受ける。
株式会社I.B.P総合研究所代表取締役所長。心理カウンセラー、サイコセラピスト。MPSマリッジコンサルタント協会主宰。経済産業省認可・社団法人日本経営士会正会員。
日本選択理論心理学学会会員、日本リアリティセラピー協会会員、日本交流分析学会会員。
クライエントにとことん向かい合う実践的なカウンセリング手法には定評があり、50以上の精神療法、心理療法をオーダーメードしたオリジナルEATPプログラムを開発。
全国の市町村、行政関係、学校、病院、企業などで出社カウンセリング、子育てカウンセリング、不登校カウンセリング、恋愛・結婚カウンセリングなどの各種カウンセリングをはじめ、復職サポート・コーチング、セミナー、ワークショップなどを行っている。
なかでも、恋愛・結婚セミナーへの継続参加者の成婚率は78.5%以上という日本一の指導実績を誇り、現在も記録を更新中。
また、引きこもりや統合失調症患者と家族のケアにも精力的に取り組むとともに、自らも岡山の豊かな自然の中に居を構え、楽な心を取り戻すためのカウンセリングを行っている。
【読んだ理由】
仕事関連。
【印象に残った一行】
不安ばかりかき立てられる今の世相の中にあって、自らのミッションとビジョンを見出して充実した生き方をしていくにはまず、「癒され上手」になることです。心を「安心・安全・リラックス」で満たして、生きる力をいきいきと取り戻すことです。
私は目の前にいつでも、「希望、夢、勇気」という言葉を見ています。その人が自分に与えれた持ち味を、これからの人生で十分生かしていっていただきたい、人生で希望、夢、勇気をつかんでいただきたい。その思いでクライエントさんと向き合っていると、無意識に命の言葉、魂の言葉が出てきます。
どんな方もオンリーワン、唯一無二の本当に特別で大切な存在だということを、私が思っているだけでなく、相手の方にも伝わるように、しっかりとお伝えさせていただく、それがカウンセラーの役割だと思っています。
自己中心性は完全に消していくことはできません。自己中心性を持ちながらも、少しずつ、「自分も大切にしながら、他者も大切にする」よいう癖、習慣を身につけていくことです。まず意識して癖づけしていくことが大事なので、焦らないことです。
私は新入社員研修で、自発性を徹底的に引き出していき、教え込むことは最限にしています。「みなさん、この場面でどうしたらよいと思いますか?」とお訪ねした後は、意見が出てくるまで三十分でも一時間でも待たせていただきます。
「自立の五箇条」
①子どもに任せる(完全受容)②親の価値を押し付けない③話をしっかり聴く(心の耳で聴くことがとても大切)④心の栄養になる言葉をしっかりと伝える(心のエネルギーの充足)⑤心のこもった挨拶をする(良好な関係づくり)
【コメント】
キャリアカウンセラーとして若い方と対峙している日々、大きな示唆をいただいた。
著者は岡山県の吉備高原にカウンセリングルームを持たれている。