諏訪大社御柱祭の下社山出しを終え、注連掛に安置された8本の御柱。記念撮影に訪れる人もいた=11日、下諏訪町
諏訪大社御柱祭の下社山出しの終着地「注連掛(しめかけ)」(諏訪郡下諏訪町)で11日、御柱8本が無事到着したことを告げる神事「注連掛祭」があった。10日までの3日間に到着して周囲にしめ縄が巡らされた8本を前に、各地区の氏子大総代ら計約50人が奉告した。
大社の北島和孝(かずのり)宮司は参列者に「少し休んで元気を取り戻し、里曳(び)きにまた奉仕してください」と呼び掛けた。下社側の大総代でつくる下社三地区連絡会議の土田忠会長(82)=下諏訪町=は「多くの氏子の参加があってうれしい」とした上で、「3日間とも(御柱の)曳行(えいこう)終了が夜になってしまい、反省している」と述べた。
注連掛にはこの日も地元住民や観光客が大勢訪れ、にぎやかな曳行を振り返っていた。8本は5月14日に始まる下社里曳きまで安置される。
春宮四」を曳行した岡谷市湊地区の氏子は注連掛祭の後、8日の木落としの際に御柱がぶつかって止まった「木落(おと)し坂」脇の通称「お助け松」を参拝。事故がなかったことに感謝した。
(2016年4月12日掲載)
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