2019/05/01 に公開
御霊神社(上御霊神社、京都市上京区)と下御霊神社(同市中京区)は1日、京都御苑内で祭礼のみこしを巡行させ、氏子らが「ヨイヤッサー」「ヨイヨイ」という掛け声とともに練り歩いた。
即位祝い御苑内をみこしが巡行
05月01日 19時19分 NHK news web
天皇陛下が即位され、令和の時代が始まったことを祝い、皇室とゆかりの深い京都市内の2つの神社が、かつて毎年5月1日に行っていた京都御苑内でのみこしの巡行を復活させました。
京都市の上御霊神社と下御霊神社は、かつて天皇や上皇からみこしの寄進を受けるなど皇室とゆかりが深い神社で、毎年5月に春の祭礼を行っています。ことしは、天皇陛下が即位され、令和の時代が始まったことを祝い、1日、途絶えていた祭礼初日の京都御苑内のみこしの巡行を復活させました。
このうち、上御霊神社は、3基のみこしのひとつ「北野御座」が、後水尾天皇の寄進から400年の節目を迎えるということで、京都御所の朔平門の前にみこしを並べて神職が祝詞をあげました。このあと、氏子たちがみこしを担ぎ上げ、かけ声とともに上下に揺らして新たな時代の始まりを祝いました。
一方、下御霊神社は、「大宮神輿」が霊元上皇と東山天皇父子の寄進から310年の節目にあたるということで、かつて上皇が居住した京都仙洞御所の前まで巡行させました。そして、氏子らがみこしを担いで前後の向きを変え激しく上下に揺らすと、集まった人たちから大きな歓声があがっていました。