阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年11月02日(金)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2024年12月10日 | 東日本大震災ブログ
2012年11月02日(金)
 
賠償完全実施、全原発廃炉を=広瀬東電社長に要望書―佐藤福島知事 WSJ
ウオール・ストリート・ジャーナル日本版

. 福島県の佐藤雄平知事は31日、県庁を訪問した東京電力の広瀬直己社長に対し、福島第1原発事故に伴う損害賠償の完全実施や県内の全原発廃炉などを求める要望書を手渡した。広瀬社長は「重く受け止め、全社一丸で取り組む」と述べたものの、明確な回答は避けた。

 佐藤知事は、広瀬社長に「原子力災害の原因者としての責任を最後まで完全に果たすべきだ」と強調した上で、東電の対応について「不十分と言わざるを得ない」と批判。要望書で(1)損害賠償の完全実施(2)除染の徹底(3)事故収束と廃炉(4)県の復興・再生への取り組み―の4点の実行を迫った。

 広瀬社長は終了後、記者団に対し、原発廃炉について「今の段階では未定」と改めて慎重な姿勢を表明。除染に関しては「東電も汗をかかないといけない」と語り、社員の除染参加を拡大する方針を示した。 
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オスプレイ:転換モード「合意の範囲」  沖縄タイムス
2012年11月1日 09時47分

 米軍普天間飛行場副司令官のイアン・ワレス中佐は31日までに、オスプレイが基地外の住宅地上空をヘリモードや転換モードで飛行していることについて、「二国間合意で定めたのは『最小限にする』ということだ」と説明し、日米合同委員会の合意の範囲内との認識を示した。

転換モードでの飛行は機体が不安定になるとの指摘を受けて日米合意が締結されたが、「できる限り」「最小限になるよう」「最大限努力する」などのただし書きがついており、合意自体が早くも形骸化している。

 ワレス中佐は27日、同飛行場を訪れた沖縄タイムスなど国内各地の地方紙など14社でつくる視察団に説明した。

 同中佐はオスプレイの着陸について、固定翼モードから転換モードに移行する必要性に触れた上で、「オスプレイの飛行速度は非常に速い。

安全な着陸のため転換モードには距離が必要だ」と述べ、機体の構造上、市街地上空で両モードの飛行は避けられないとの認識を示した。

 また、転換モードを最小限に抑える部隊運用の工夫として「着陸地点の目標を滑走路のミドルサード(3分割したうちの中央部分)に置いている」と強調した。

お役人様が作る取り決めの文章で実際に使われるのは、本文ではなく但し書きの後に表記されている。まさに法律を好きなように転がす法匪(法の匪賊)が、江戸幕府の時代から明治大正昭和平成とやっていること。

彼らはご主人さまが天皇陛下から大統領に変わっても、その根性は変わらない。
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法務大臣人事の怪    郷原信郎
一部引用・・

なぜ、法務大臣を交代させられたことに強い不満を表明し、まさに「やる気満々」だった前々任者小川敏夫氏ではなく、自ら大臣降板を申し出た滝氏が選ばれなければならないのか。

現在、検察が直面している問題との関係で、法務大臣は、歴史上、かつてない程重要な職責を担うべき立場にある。その立場との関係で言えば、前任者滝氏と前々任者の小川氏との間には決定的な違いがある。

陸山会事件をめぐる虚偽報告書作成事件については、検察は、6月末に、田代検事、佐久間元特捜部長ら関係者すべてを不起訴処分にするという、「身内に大甘」の処分を行い、マスコミから厳しい批判を浴びた。まさに検察が行ったのは、小川氏が在任していたら、指揮権発動も辞さず、決して容認しないと言っていた「国民に納得できない処分」だった。そのような処分に対して、法務大臣として何らの対応もせず、容認したのが、後任の滝実氏だった。

全文はこちら
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作家の藤本義一さん 死去 NHK大阪webニュース
 
直木賞作家の藤本義一さんが、30日夜中皮腫のため病院で亡くなりました。

79歳でした。

藤本さんは昭和8年大阪・堺市に生まれ、大阪府立大学在学中からラジオやテレビドラマの脚本などを手がけ、昭和49年には明治時代末の大阪を舞台に落語家の生き様を描いた小説「鬼の詩」で直木賞を受賞しました。

また、民放の深夜のTV番組の司会を25年間にわたって務めるなどテレビの世界でも広く活躍しました。
一方、平成7年の阪神・淡路大震災では兵庫県西宮市の自宅で自らも被災しました。

こうした経験から平成11年に震災で親を亡くした子ども達のための施設を兵庫県芦屋市に設立するなど被災者の支援にも取り組んでいました。

藤本さんは、およそ1か月前から西宮市内の病院に入院していましたが、30日の朝、病状が急変し、昨夜、中皮腫のため、亡くなったということです。

☆自分が社会人になったころ、この人の物言いや考えのセンスはいつも時代を作っていた。イレブンPMもなんとも洒落ていてほとんど毎晩見逃さなかった。この人には人間の徳があり、人に対する想像力が強くあった。藤本義一さん、お蔭になりました。ありがとうございました。

藤本義一さんに友人ら別れ告げる 兵庫・西宮で葬儀
2012年11月2日 13時08分 東京新聞
 藤本義一さんの葬儀・告別式で祭壇に掲げられた遺影=2日午前、兵庫県西宮市


 10月30日に79歳で死去した作家藤本義一さんの葬儀・告別式が2日、兵庫県西宮市の公益社西宮山手会館で執り行われ、ファッションデザイナーのコシノヒロコさんやタレントの上沼恵美子さんら友人、知人が別れを惜しんだ。

 放送作家の新野新さんは弔辞で「人に優しく、弱い者を思いやるあなたのもとに多くの人が集まった。関西の一つの文化圏が藤本義一さんを中心に成り立っていました」と悼んだ。

 ひつぎの上には革のロングコート、周囲に直木賞受賞作「鬼の詩」、サングラス、たばこ、ウイスキーなど、祭壇は故人の愛用品で飾られた。

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小出裕章さんのメッセージ動画、「生きるということ」の英語版
 
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中国に関する二つの論考
米国で広まる中国企業排斥の動き
肥大化した徳なき「大国」の自業自得   こちら

どうして世界の常識が通用しないのか?
不思議の国・中国が“普通の国”になる日   こちら
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読売の原発信仰とその系譜   ブログ永田町異聞から

2012年10月23日(火)
読売の原発信仰とその系譜
テーマ:政治

この国に原子力を導入した張本人は読売新聞の柴田秀利である。正力松太郎が「原子力の父」と呼ばれたのは、柴田がその影武者として動いたからだ。

保守合同で自民党が誕生した1955年に読売新聞が原子力キャンペーンを開始し、同年4月28日、経団連を中心に「原子力平和利用懇談会」が発足した。

それが、原子力村の起源であり、原発推進の第一歩だった。

その時代からの理念を受け継いでいるのか、読売新聞は、福島第一原発の放射能災害が国土を汚染し、

無数の国民の命を危険にさらした今となっても、原発重視の社論を変えようとしない。

23日付の社説では、「冬の電力需給 北海道の停電は命にかかわる」と題し、

「泊原発を再稼働すれば電力不足を解消できるのに…今冬には間に合わなくなった」と、

北海道民に脅しをかけて、原発再稼働の必要性を説いている。

電力不足など日本全国、どこにもない。使い古した脅し文句はもう通用しないのではないか。

これはもう読売新聞の“ジャイアンツ愛”ならぬ“原子力愛”というほかない。その萌芽をたどると1953年の夏に行きつく。

この年、二人の日本人が別々に、それぞれ異なる目的でアメリカに渡った。

一人は衆院議員、中曽根康弘。もう一人が読売新聞の柴田秀利だ。

中曽根はマッカーサー司令部の対敵諜報部隊(CIC)に所属していたコールトンと親しく、

その勧めにしたがってハーバード大学夏期国際問題セミナーに参加するため7月に渡米、2か月間ほど滞在した。

一方、柴田は日本テレビ開局にともなう1000万ドルの借款交渉を任され、この年は数度にわたり渡米したが、

ちょうど中曽根と同じく7月から8月末にかけて米国で最後の詰めの仕事にあたっていた。

その年の12月8日、ソ連の核開発が活発さを増すなか、アイゼンハワー大統領が国連で、原子力の平和利用を呼びかける演説をしている。

柴田が日本テレビ開局に必要な1000万ドルを借りる条件を整え、帰国前のあいさつまわりをしていたころのことだ。

友人の紹介で会ったジェネラル・ダイナミックス社の副社長からテレビのエレクトロニクス技術と原子力の平和利用についての話を聞いた。

ジェネラル・ダイナミックス社といえば世界初の原子力潜水艦ノーチラス号を造った会社だ。柴田は原子力の将来性を想像し、興奮をおぼえた。

柴田と中曽根が米国で接触したかどうかは分からないが、二人とも原子力に強くひかれたことは間違いない。

中曽根は渡米の翌年、すなわち1954年3月、数人の議員とともに、原子力研究のための2億6000万円の予算修正案を国会に提案して通過させた。

柴田は第二次読売争議にかかわり、吉田茂と相談のうえ共産党勢力を撃破した男だ。その力量をGHQに見込まれ、左翼思想に染まっていたNHKに投入された。

1947年ごろから1951年の講和条約成立まで、ニュース解説者をつとめて米国の情報戦略に一役買った。そんな特殊な経歴が米国要人との人脈を築いていた。

柴田もさっそく動きはじめた。中曽根らが原子力予算を通したすぐあと、偶然にもビキニの米核実験による第5福竜丸の被曝事故が発覚し、

反核・反米運動が燎原の火のごとく広がったからだ。

柴田は、ビキニ事件をきっかけとした反核・平和運動が、ソ連による資本主義打倒の世界戦略の一環だと信じて疑わなかった。

柴田は、日本人の反米感情をおさえるための方策を原子力の平和利用に求めようとした。そこには、米国側からのひそかな働きかけがあった。

米国の密使が訪ねてきたときの状況を柴田の著書「戦後マスコミ回遊記」からうかがい知ることができる。

続きはこちら

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岡留安則の沖縄便り   10月27日
■10月某日 国会は依然として休会中。解散したくないが、赤字公債特例法案と衆議院定数是正だけはやらざるを得ない野田民主党と、解散総選挙の年内実施を強く要求する自民党・公明党の綱引きが水面下では展開中。

29日の臨時国会開催は予定されているが、野田総理が問責決議を受けている参議院では、野田総理の施政方針演説は行われないままに開会という異例の事態。衆議院では、野田総理の施政方針演説は行われる見通しだが、野党側のボイコットという事態も考えられる。支持率が10%を割り込んだ野田政権には先行きも見えず、局面の打開策は見えない。

 こうした政治の機能不全を見透かしたように、石原慎太郎東京都知事が電撃的辞任を発表し、新党結成に踏み切った。平沼赳夫率いる「たちあがれ日本」との連携が前提とされている。

しかし、タカ派の老政治家集団では、少数政党の域を出ないだろう。日本維新の会やみんなの党との連携がうまくいくかどうかを見極める必要があるが、政策も理念も相違点が多すぎて、単なる野合集団になりかねない。少なくとも消費税増税や脱原発という基本的政策の違いは、決定的ではないのか。

 石原氏は辞任の記者会見では、霞が関官僚システムを痛烈に批判し、今こそ薩長連合の心意気が必要だと力説。メンタルとしては橋下大阪市長と相通じる部分もあるのだろうが、それだけではなく、政策の摺り合わせがなければ、国民の支持は得られないだろう。内容的には石原発言に同感できる部分もあるが、80歳の老政治家がいまさら国政に復帰しても、何ができるというのだろうか。

記者会見を見ている限り、威勢だけはいいが、話の展開に論理性が消えていた。しかも、一度国政を見切った人物である。おそらく、溺愛する石原伸晃議員が総栽選で惨敗し、自民党内での地位も人気も急降下したために、政界再編に勝負をかけたというのが真相ではないのか。

 石原なき東京都知事の後継者は誰なのか。石原自身は猪瀬直樹副知事を後継指名していたが、ブレーンならともかく都知事としてのイメージは浮かばない。

おそらく、東国原元宮崎県知事も立候補するものと見られるが、東京都民の支持を得られるかどうかは別問題である。他に強力な候補者が出ない限り、盛り上がりに欠ける師走の都知事選挙になるのではないか。

  しかし、それにしても、沖縄的視点で見れば、石原新党も日本維新の会もみんなの党にも期待は持てない。むろん、自民党も民主党も同じである。仲井真知事は県主催のシンポジウムをワシントンで開催して、沖縄の置かれた差別的な現状を訴えた。県としては初めての試みであり、対米交渉を放棄している外務省や防衛省とは別に独自ルートで直接的な沖縄外交に踏み切る土台を築けたのではないか。

この間、沖縄では危険きわまりないオスプレイの普天間基地配備を断行し、沖縄本島上空で危険な訓練飛行を日夜繰り返している。筆者の住む新都心の上空でもヘリモードでの飛行訓練が堂々と行われている。日米合意など、完全無視の暴挙である。そんな最中に、女性暴行・強盗事件が起きた。

どうして、沖縄はこうした破廉恥事件が多発するのか。日米両政府にとって、沖縄は日米安保の犠牲になってもらうしかないという本音があるのではないか。米国側にも沖縄は元植民地という感覚が軍の高官から末端の兵士にまでしみついているのではないか。

 そんな中、沖縄タイムスの社会部長を今年退職した屋良朝博氏が、「誤解だらけの沖縄・米軍基地」(旬報社)の新刊本を出した。日米安保マフィアや本土メディアなどが長年虚偽の報道を続けてきた沖縄問題に徹底批判を加え、論理的矛盾を的確に指摘している。

オスプレイの抑止力などという戯言を信じている、他人事感覚の日本人や本土メディアの記者たちにとっては真実が的確でわかりやすく書かれた本である。当ブログの読者は当然としても、多くの人々に一読することをぜひお勧めしたい一冊である。
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報道機関としては自己崩壊する読売新聞、共同通信  顔写真でも偽装商品を売る
ヤメ検弁護士落合洋司弁護士のブログから引用

「角田被告の顔写真は私」=別人が名乗り出る-読売掲載、共同も配信・尼崎連続変死 09:33
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201210/2012103100017&g=soc

共同通信社によると、入学式の写真は23日、美代子被告の長男の同級生の母親から提供され、同被告かどうかの確認作業をした上で配信したという。

読売新聞も共同通信も、ips誤報という大失態を犯した後にこれで、虚構新聞、虚構通信化しつつありますね。

人の顔というものは、似ている人も多く、また、時間が経つと印象もかなり変わるもので(太ったり痩せたりによってもかなり変わってきます)、目視だけで判断すると、死亡者を家族に確認させても誤認することがあるほどです。

問題の写真について、どういう「確認作業」をやったのかはわかりませんが、こういった古い写真については、もっと念入りに確認作業を行うべきだった、ということにはなるでしょう。

こうした写真取り違えは、過去に訴訟になったものもありますが、誤報したほうが誤報を正当化するのは困難で、訴えられれば負けるものです。今後、誤報してしまった各社は、対応に苦慮することになるでしょう。

大きな、大きくなくても注目を集めるような事件があると、マスコミがわっと大挙して群がって、メディアスクラム状態になりがちですが、間違いもスクラムを組んで犯す、ということになりやすく、社を挙げて「祭り」状態にならないよう、冷静に報道内容や報道姿勢をチェックする機能というものも各社内できちんと維持しておく必要を感じます。

☆公共メディアというには、その存在の耐えられない軽さ。間違いなく原因は外ではなく、ヒラメ社員が跋扈する会社の内部にある。
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