阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

生誕140年 岡谷美術考古館「宮坂巴堂展」          長野日報

2022年08月21日 | 諏訪便り

2022年8月20日 6時00分            美人画や仏画などを並べ、宮坂巴堂の画業を紹介している特別企画展

岡谷市の岡谷美術考古館は、特別企画展「宮坂巴堂展」を開いている。諏訪市出身で長く岡谷市に住んだ日本画家、宮坂巴堂(1882~1957年)の生誕140年を記念した展覧会。

得意とした美人画をはじめ仏画、歴史画など、淡い色使いで繊細に描かれた日本画30点を展示している。10月23日まで。

同館によると、宮坂巴堂は諏訪市中洲中金子の矢崎家に生まれ、少年時代から諏訪上社の神長官を務めた守矢篁山に絵を習った。

20歳で岡谷市小井川の宮坂家の養子となりその後、東京美術学校(現東京芸術大学)に入学。円山派の川端玉章に日本画を学んだ。

円山派の影響を感じさせる写実的で自然な画風で、生涯を通じ幅広い題材を描き続けた。

企画展は巴堂の遺族から作品を借りて開いた。▽円山派の影響▽仏画▽美人画▽物語と歴史―の四つに分類して紹介。

このうち美人画は、着物の柄や髪型にさまざまな時代を反映させた 優しく上品な女性像を描いている。

幼なじみの岩波書店創業者・岩波茂雄click(1881~1946年)との交流、画業の背景が分かる資料も展示。

「岡谷の日本画界の草分け」(同館)ともいえる巴堂の生涯と画業を振り返っている。

今回作品を貸し出した一人で巴堂の孫の宮坂春夫さん(71)=岡谷市東銀座=は「歌川派の浮世絵や円山派などいろいろな流派を学んだ作品を見てもらえたら」と話し、

同館は「美しく親しみやすい作品を多くの人に楽しんでほしい」と来館を呼び掛けている。

開館時間は午前10時~午後6時。水曜、祝日の翌日休館。問い合わせは岡谷美術考古館(電話0266・22・5854)へ。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ピアニスト 辻井伸行さん(... | トップ | 月曜会は神戸旧居留地の「Bar... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

諏訪便り」カテゴリの最新記事