今週ここまできいてきた、ヤン・ミヒールスの「Lost in Venice with Prometheus」(FUGA LIBERA FUG716)。2012年に録音されたアルバムは、プロメテウスを題材とした音楽を中心にプログラムされたもので、ミヒールスがさまざまな素材を借用して創作した3幕(3枚組)のパスティッチョ(パスティーシュ)のようです。これから楽しむのは、プレリュードとフーガ第23番(「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」)。これをミヒールスは1875年製のスタインウェイをもちいて演奏しています。