今週きいてきたのは、ウッラ・ブンディースと高田泰治の「Bach: Sechs Sonaten für Violine und obbligates Cembalo」(2012年録音)。アルバムにはソナタ第1番から順に収録されており、ここでも収録順どおりに楽しんできました。今日これからきくのは、のこる第6番(BWV1019)。昨日までの5曲は緩急緩急の4楽章構成でしたが、この第6番はアレグロ、ラルゴ、アレグロ、アダージョ、アレグロという5楽章構成です。しかも第3楽章のアレグロはチェンバロ独奏ということで、この楽章では高田がひとり、百瀬昭彦の2002年製チェンバロ(アンドレアス・ルッカースの1638年製にもとづく)を駆って、活気のある音楽を奏でています。なお、ブンディースの楽器は、ミッロ・カミッリの1734年製ヴァイオリンです。
CD : RK 3303(RAUMKLANG)