毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




これからきくのは、スティーヴン・ファーによる「キリストよ、汝真昼の光」(2018年録音)。このBWV766は全7節からなるコラール・パルティータで、第1節の4声体のコラールにはじまり、第7節の5声の変奏(コラール旋律はペダル)でとじられます。使用楽器は、フェアワープの私邸に建造された、ベルナール・オーベルタン・オルガン工房社製(2015年)のオルガンです。

CD : RES10234(Resonus)

RES10234

コメント ( 0 )




今日からきいていくのは、スティーヴン・ファーによる4曲のコラール・パルティータで、今日きくのは、全10節からなる「ああ、罪人なるわれ、何をなすべきか」(BWV770)です。使用オルガンは、ベルナール・オーベルタン・オルガン工房社による2015年製作のオルガン(フェアワープの私邸)。録音は2018年です。

CD : RES10234(Resonus)

RES10234

コメント ( 0 )




先々週から先週にかけてきいてきた、ロベルト・ロレッジャンの「J.S. BACH / Violin Sonatas & Partitas / Cello Suites」。副題に「Transcribed for Harpsichord by Gustav Leonhardt」とあるように、グスタフ・レオンハルトの編曲版にもとづく演奏なのですが、楽譜もすでに出版されており、CDの収録順も楽譜の掲載順と同じです。楽譜はベーレンライター社から2017年に出版されたもので、校訂はシーベ・ヘンストラ。序文はスキップ・センペが執筆しています。二人ともレオンハルトに学んだチェンバロ奏者ですね。おもしろいのは、少ないながらも挿入されたレオンハルトの手稿写真。連桁のカーブのつけかたが、バッハの手稿から筆写したからなのか、バッハのそれにちょっと類似しています。

BACH-LEONHARDT · Suiten, Partiten, Sonaten

コメント ( 0 )




これからきくのは、コレギウム・アウレウムによるチェンバロのための協奏曲第1番です。この人気の協奏曲は昨日までの2曲の1975年録音とちがい、1965年の録音。したがって、独奏チェンバロのグスタフ・レオンハルトはまだ37歳ごろということになります。レオンハルトには、1981年録音の同協奏曲のCDもあり、アンサンブルをふくめ、推進力のある雄渾な演奏です。こちらはそれには劣るでしょうが、半世紀を経過した録音とは思えず、いまでもじゅうぶん楽しめます。

CD : 82876 70044 2(DHM)

82876 70044 2

コメント ( 0 )




今日これからきくのは、コレギウム・アウレウムによるフルート、ヴァイオリン、チェンバロのための協奏曲(BWV1044)。昨日きいたオーボエとヴァイオリンのための協奏曲(BWV1060R)と同じく、1976年の録音です。独奏者は、フルートがバルトルド・クイケン、ヴァイオリンがフランツヨーゼフ・マイアー、チェンバロがボブ・ファン・アスペレン。それぞれの生年は、1949年、1925年、1947年で、クイケンとファン・アスペレンは録音当時はまだ20代。マイヤーは2014年に亡くなっていますが、クイケンとファン・アスペレンはまだ現役でがんばっていますね。

CD : 82876 70044 2(DHM)

82876 70044 2

コメント ( 0 )




今週前半に楽しむのは、コレギウム・アウレウムによる協奏曲集。収録曲は、オーボエとヴァイオリンのための協奏曲(BWV1060R)、フルート、ヴァイオリン、チェンバロのための協奏曲(BWV1044)、1台のチェンバロのための協奏曲第1番(BWV1052)で、収録順どおり、今日はBWV1060Rをききます。独奏は、オーボエがヘルムート・フッケ、ヴァイオリンがフランツヨーゼフ・マイアー。1976年の録音で、演奏様式も古さを感じさせますが、時代性を勘案すればけっこう楽しめます。

CD : 82876 70044 2(DHM)

82876 70044 2

コメント ( 0 )




三位一体節後第4日曜日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)による「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」です。このBWV177は、1732年7月6日に初演された、全5曲からなるコラール・カンタータ。歌詞はヨーハン・アグリーコラの同名コラール全5節で、いわゆる全詩節コラール・カンタータです。第1曲ではトゥッティに浮かびあがる独奏ヴァイオリン(Violino concertino)が印象的。コラール旋律はソプラノが歌います。第2曲から第3曲はアリアが続き、第5曲は4声体のコラールとなります。こちらのコラールでは旋律は装飾的です。

CD : BIS-1991(BIS Records)

BIS-1991

コメント ( 0 )




これからきくのは、ベルリン・サクソフォン四重奏団による「フーガの技法」(cpo 999058-2)です。ベルリン・サクソフォン四重奏団は、クレメンス・ホフマン(ソプラノ・サックス)、テーオ・ナビヒト(アルト・サックス)、クリストフ・グリーゼ(テナー・サックス)、フリーデマン・グレーフ(バリトン・サックス)によって、1983年に結成。この録音(1990年)では、ソプラノとアルトが替わり、デトレフ・ベンスマン、クラウス・クレツマルスキが吹いています。未完のフーガでは、B-A-C-Hの主題が提示される直前、そこで曲が終わったかと思わせるようなしかけもあり、ちょっとドキッとさせられます。なお、フーガは未完のままの演奏です。

999058-2

コメント ( 0 )




先週後半から楽しんできた、ロベルト・ロレッジャンの「J.S. BACH / Violin Sonatas & Partitas / Cello Suites」。2018年に録音されたCDには、グスタフ・レオンハルト編曲の無伴奏ヴァイオリン、チェロ作品が8曲収録されており、また、無伴奏フルートのためのパルティータのアルマンド、リュート組曲ハ短調のサランバンドの編曲も併録されています。ここでは後者2曲をのぞき、収録曲を順番にきいてきており、これから楽しむのは、無伴奏チェロ組曲第6番(BWV1012)の編曲です。

奏者のロレッジャンは、1967年生まれのイタリアのチェンバロ、オルガン奏者。ベーレンライター社から2017年に出版された、レオンハルトのチェンバロ用編曲集『BACH-LEONHARDT · Suiten, Partiten, Sonaten』によとづく演奏で、CDの収録順と楽譜の掲載順は同じです(楽譜については後日記事にする予定)。ロレッジャンが弾いているのは、ルッカースの1612年製にもとづく、チェンバリ・フレッツァート&ディ・マッティア製のチェンバロです。

CD : 95757(BRILLIANT CLASSICS)

95757


コメント ( 0 )




これからきくのは、ロベルト・ロレッジャンのチェンバロによる、ハ短調の組曲。原曲は無伴奏チェロ組曲第5番(BWV1011)で、編曲はグスタフ・レオンハルトです。ロレッジャンがこの録音(2018年)で使用しているのは、ルッカースの1612年製によるチェンバリ・フレッツァート&ディ・マッティア製のチェンバロです。なお、BWV1011はレオンハルトが編曲をおこなうはるか以前、バッハ自身がリュートのために編曲(ト短調のリュート組曲)しています。

CD : 95757(BRILLIANT CLASSICS)

95757

コメント ( 0 )




先週後半から楽しんでいる、ロベルト・ロレッジャンの「J.S. BACH / Violin Sonatas & Partitas / Cello Suites」。昨日まできいてきたのは、グスタフ・レオンハルトの手になる、無伴奏ヴァイオリン作品を原曲とするチェンバロ用編曲でしたが、今日からは無伴奏チェロ組曲を原曲とする編曲です。これからきくのは無伴奏チェロ組曲第4番(BWV1010)で、原調の変ホ長調のままでの編曲です。使用楽器は、チェンバリ・フレッツァート&ディ・マッティア製のチェンバロ(ルッカースの1612年製による)。録音は2018年です。

CD : 95757(BRILLIANT CLASSICS)

95757

コメント ( 0 )




風が冷たくすごしやすい夜にきくのは、フランスのチェンバロ奏者、ジャン・ロンドーによるシャコンヌです。ここできくのは、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番(BWV1004)のシャコンヌ(チャッコーナ)を、ヨハネス・ブラームスがピアノ用に編曲したもの。したがって、チェンバロではなくフォルテピアノで弾くのがピリオド・アプローチとしては正しいののでしょうが、これはこれでとてもおもしろく、楽しめます。ロンドーは1991年生まれ。シャコンヌが収録された「Imagine」(ERATO 0825646220090)はデビュー盤にあたります。使用楽器は、ジョンツ・ニフとアルノ・ペルトの2006年製のチェンバロ(ジャーマン・モデル)です。

0825646220090

コメント ( 0 )




これからきくのは、ロベルト・ロレッジャンの弾くイ長調のパルティータ。原曲は、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番(BWV1006)で、グスタフ・レオンハルトによるチェンバロ用編曲を採用した演奏です。使用楽器は、ルッカースの1612年製にもとづくチェンバリ・フレッツァート&ディ・マッティア製のチェンバロ。録音は2018年です。

CD : 95757(BRILLIANT CLASSICS)

95757

コメント ( 0 )




早朝に楽しむのは、先週後半からきいているロベルト・ロレッジャンによる「J.S. BACH / Violin Sonatas & Partitas / Cello Suites」(2018年録音)。副題に「Transcribed for Harpsichord by Gustav Leonhardt」とあるように、グスタフ・レオンハルトによる無伴奏作品(ヴァイオリンとチェロ)のチェンバロ編曲が収録されており、それらを収録順にきいています。

これからきくのはト長調のソナタで、原曲は無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番(BWV1005)。レオンハルトが編曲しているのは第2楽章のフーガ以下の3楽章のみ。第1楽章のアダージョは、フリーデマン・バッハの編曲とみられるト長調のソナタ(BWV968)が弾かれます。使用楽器は、チェンバリ・フレッツァート&ディ・マッティア製のチェンバロ(ルッカースの1612年製による)です。

CD : 95757(BRILLIANT CLASSICS)

95757

コメント ( 0 )




三位一体節後第3日曜日にきくのは、カール・ミュンヒンガーたちによる「マニフィカト ニ長調」(DECCA 433 175-2)。ほんらいならカンタータをきくところですが、手持ちのCDもすくなったための代替です。ミサ曲ではなくマニフィカトにしたのは、マリアのエリザベト訪問の祝日(7月2日)に教会音楽をなにもきかなかったこともあって決めました。ここできくのはミュンヒンガーたちによる録音は1968年におこなわれたもの。すでに半世紀を経過した録音ですが、その時代を考えればなかなか楽しめる演奏です。管弦楽はシュトゥットガルト室内管弦楽団、合唱はウィーン・アカデミー合唱団。独唱者は、エリー・アメリンク、ハネケ・ファン・ボルク、ヘレン・ワッツ、ヴェルナー・クレン、トム・クラウセ、と贅沢な布陣です。

433 175-2

コメント ( 0 )



« 前ページ 次ページ »