先週後半から楽しんできた、ロベルト・ロレッジャンの「J.S. BACH / Violin Sonatas & Partitas / Cello Suites」。2018年に録音されたCDには、グスタフ・レオンハルト編曲の無伴奏ヴァイオリン、チェロ作品が8曲収録されており、また、無伴奏フルートのためのパルティータのアルマンド、リュート組曲ハ短調のサランバンドの編曲も併録されています。ここでは後者2曲をのぞき、収録曲を順番にきいてきており、これから楽しむのは、無伴奏チェロ組曲第6番(BWV1012)の編曲です。
奏者のロレッジャンは、1967年生まれのイタリアのチェンバロ、オルガン奏者。ベーレンライター社から2017年に出版された、レオンハルトのチェンバロ用編曲集『BACH-LEONHARDT · Suiten, Partiten, Sonaten』によとづく演奏で、CDの収録順と楽譜の掲載順は同じです(楽譜については後日記事にする予定)。ロレッジャンが弾いているのは、ルッカースの1612年製にもとづく、チェンバリ・フレッツァート&ディ・マッティア製のチェンバロです。
CD : 95757(BRILLIANT CLASSICS)