これからきくのは、ヴォルフガング・リュプサムのリュート・チェンバロで、プレリュードとフーガ第3番(「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」)です。リュート・チェンバロは、バッハがラウテンヴェルクと表記している楽器で、外観はチェンバロと同じ(製作者によってはリュートの胴のような形状のものもあります)ですが、その弦には金属弦ではなくガット弦がもちいられています。したがって、チェンバロとくらべてやわらかい音色で、ここできくBWV872でも相性がよく、くつろいだ気分で楽しめます。
CD : CR2.3348(Counterpoint Records)