今週のバッハは、ヨゼフ・スークとズザナ・ルージチコヴァーの「ヴァオリンとチェンバロのための6曲のソナタ集」(DENON 60CO-1370→71)を、番号順に楽しんできました。1986年の録音ですから、すでに40年近くまえのものということで、演奏からはさすがに時代が感じられます。とはいえ、録音された時代背景を認めれば、まだまだじゅうぶん楽しめ、これからきく第6番もじつにいきいきとした演奏です。第3楽章(アレグロ)ではルージチコヴァーのモダン・チェンバロ独奏も楽しめます。
ちなみに、ルージチコヴァーには「ズザナ・ルージチコヴァー / 音楽こそ人生 ~ 愛の物語、独裁と勝利」(ZUZANA MUSIC IS LIFE a story of love, tyranny and triumph)という映像ドキュメンタリーがあるのですが、この未入手DVDの予告編を視聴すると、マハン・エスファハニ(もちろん歴史的なチェンバロを弾く)を指導している場面がありました。どういうことを語っているのか興味をおぼえましたので、LPは不要ですが、おくればせながら、そのうち入手の予定です。