奄美 海風blog

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カラマーゾフの兄弟 売れている

2008年11月08日 | 本と雑誌

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こんな本読む人ちいるんかい?と、つい思いがちですが。
名瀬のツタヤでも売れている。

世界最高の小説?ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』

5冊累計だが100万部突破。

以外な読者層に読まれているという。
(時代は変わっているのだねえ)。

google ニュース検索 カラマーゾフの兄弟

ツタヤでは小林多喜二『蟹工船』も売れていた。

『罪と罰』も表紙をむけて並べてある。新潮社と光文社 両方あった。

ルソーの『社会契約論』光文社も平積み。

ここの棚の後ろの歴史時代小説のコーナーもなんだかにぎやかだ。電源なくてもいつどもどこでも読める文庫本は便利だ。

古典ブーム? 

『カラマーゾフの兄弟』は 
2006年から2007年にかけて、
光文社 新訳(亀山郁夫訳)が
古典文学としては異例のベストセラーになり話題となった。

『カラマーゾフの兄弟』は第3部に入り、
1部、2部で暗示的に仕掛けられたことがらが、
「あざやかな疾走感をもって展開する」。

後半いよいよ予審判事ネリュードフによる「事件」の予審も始まる。

そして第4部 ジャッジは下されるのか。


ナンバンギセル 2 おしべ めしべ

2008年11月07日 | 植物

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このブログ2008年10月10日 (金曜日)
ナンバンギセル(南蛮煙管)
 からつづく。

写真は拡大します。あなたの研究のためご自由にお使い下さい。

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↑ おおきい雌しべの頭花  黄色

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↑ 花冠を二つにわる。なかはねばねばして、透明な糸を引く。

花冠筒の下の部分から合計4本のおしべの花糸がのびている。

花粉を媒介する虫などはいなかった。

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色も形も神秘的な? おしべ

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↑ 舟形の萼(がく)を半分だけ取り除いたところ

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↑ 受精が終わったあとか? めしべがむき出し、おしべの花糸がのびている。

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ナンバンギセルは、ススキやサトウキビなどの根元に寄生する。

養分は宿主からもらうので、光合成の必要もなく、葉はなく葉緑体もない。

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↑ とはいっても、これは宿主から1メートルほども離れている。

根の長さは、それほどあるとは思えない。寄生とは何か?

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↑ ナンバンギセルの根元 いらなくなった葉の退化した部分か?

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↑ 萼(がく)につつまれたつぼみ?

研究つづく


奄美大島がでるNHK 土曜ドラマ ジャッジ2 あす夜9時

2008年11月07日 | テレビ番組

奄美大島がでる

NHK 土曜ドラマ ジャッジ2 島の裁判官奮闘記

あす夜9時

【放送予定】10月25日(土)~毎週土曜日 連続5回
総合・デジタル総合   21時~21時58分
衛星ハイビジョン  18時~18時58分
衛星ハイビジョンの放送時間は「プロ野球中継」のある場合は17時になります。

ざんねんながら今回も見る時間がありません。ビッグダディも見てみたい(ときどきみているけど)。


キク科の観察 1-2 ヒヨドリバナ 2 におい 『日の移ろい』

2008年11月07日 | 本と雑誌

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きのう朝の大雨(名瀬9時台67mm/h 湿度95%)で林道の観察ドライブは中止。
長浜町では、朝は夕方のように暗く、県道では点灯して走っている車もあるほどだった。気象庁の速報では名瀬以外の奄美各地の観測点では、非常に小さい数字。

きょうは、あかるい日差し。↑

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↑ きのう6日11時ごろ写す。東シナ海側 知名瀬沖

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林道わきにはキク科のヤマヒヨドリバナが満開。
飛来のアサギマダラも急に増えた。

ヤマヒヨドリバナのにおいをかいだ。
微妙な芳香。人によって感じかたもビミョーかも知れない。

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←これを読んで、ヤマヒヨドリバナの「芳香」を確かめに行った。

昭和47年(1972)島尾敏雄の日記(日の移ろい p171)

 十一月八日 (きょうにあたる7日の日記はやすみで、よく9日、名瀬は「天気がくずれ、暗い荒れた感じにな」る。「二十七号台風の影響らしい。」)

======
 

”家の門のそばの小菊の群れ花のにおいがとてもきつくなった。花のにおいというより、
けだものか、すえた人肌のようなむっとするにおいになってきた。そのまわりを茶や黒
や白の蝶が群らがり飛んでいて、動きはにぶいのにとてもしつこい。それを見ると胸が
悪くなると妻は言っていた。私もへんに頭が痛くなって吐ぎ気を催した。”

========

ここは、名瀬の街の平地だと思うが、「小菊の群れ花」とは何の花だろうか?

「茶や黒や白の蝶」とは? アサギマダラか。

群らがり飛んでいて、動きはにぶいのにとてもしつこい

今頃の時期のアサギマダラの様子にている。

現在、長浜町の平地でアサギマダラをみることはほとんどない。

島尾は、小菊の群れ花のにおいも茶や黒や白の蝶もにがてだったらしい。

======余談ですが、

ちなみに大相撲もにがてだったらしい。

昭和48年(1973)島尾敏雄の日記(続 日の移ろい 7月6日 p141 後半)

夕方灸院に行くと、順番待ちの男たちが待合室で相撲を見ていた。
(名古屋場所初日か?)男たちに、島尾がどのような感じをいだいたかは、小説を読んでみてください。この小説は漢字をできるだけ少なくした感じがしてとても読みやすいです)

壮、老年の男たちの描写のあと、

”画面に写し出された力士の表情には、一触即発の緊張もあらわによみ取れ、じっと見ているとなんだかそのどれひとつとして神経症への迷いこみの契機を合まないものはないように思え、脳の組織の微妙な組み合わせの均衡でようやく保たれている底知れぬからくりが、実に危険な脆弱なものに思われてきて、正視していられなくなった。”

島尾はこのころ気鬱に苦しんでいた。


キク科の観察 1-1 ヤマヒヨドリバナ 1 

2008年11月06日 | 植物

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この記事は勉強のため観察です。

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キク科のヤマヒヨドリバナ

ヒヨドリがなくころ咲く、というが、これが咲くと奄美にアサギマダラが、北から海を越えてやってくる。

同じキク科のツワブキやセンダングサと異なり、舌状花はなく、頭花は散房状の花序で密生している。

丸印で示した各頭花には5個の筒状花がある。(10~20に分かれるフジバカマと区別される)。

筒状花の先端は、浅く5裂して鉄砲ユリの形に見える。なかから成長した雌しべの先が2つに分かれる。多数の糸状の雌しべは遠目には綿(わた)のようにも見える。

筒状花の長さは1センチ足らずで直径は1ミリほど。

関連記事 

このブログ2008年11月 4日 (火曜日)
ツワブキ観察 6 第一部 完

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このあとの子房の成長、その後の種子の行方などは、観察第二部で調べて述べる予定。

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5個の筒状花を内包する花冠をたてに割ったところ。

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↑ ヤマヒヨドリバナで吸蜜中にカマキリに襲われたとみられるアサギマダラ。

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イモリ a newt

2008年11月05日 | 日記・エッセイ・コラム

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newt (ニュート) イモリ

シリケンイモリ google  

ビデオにおさめた。オレンジ色のおなかが、かいま見えた。

アマミシリケンイモリ google かも知れない。

↑ 追加日: 2007年06月20日 赤崎公園 夏のイモリ

この時もセミがないていたが、きょうもセミがないていた。赤崎公園。

セミの鳴き声はだいぶ、やわらいだ。

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↑ 赤崎公園 ヒカン桜 と ハイビスカス

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↑↓ 赤崎公園 車輪梅(しゃりんばい) 紅葉

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↑ ↓ サルスベリ 赤崎公園 以下同じ

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林道マテリア線 ヒカン桜黄葉 フォトムービー

2008年11月04日 | ドライブ

↑ きのうの林道 桜の黄葉を観る 大和村 マテリアの滝付近 ビデオ後半、霧に出合う。

きのうは、すこしひんやり。
南の島にもいよいよ冬の到来が避けられないと思わされた一日だった。(冬は来ないのではないかと錯覚することもあるのです。)

きのうの名瀬
21.6 ℃ ~  25.0 (午後小雨 山で霧)

きょうの名瀬
19.4 ℃~  25.8 (はれ)

きのうと今日の体感気温の差は数字にはあらわれていない。

師走に車のクーラーエアコンを入れることもある奄美。
きょうは、夏気分をひきずりTシャツでまだまだ高をくくっている。

師走に咲くヒカン桜のかんさつ前に桜の黄葉のかんさつ。


ツワブキ観察 6 第一部 完

2008年11月04日 | 植物

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2008年11月 3日 (月曜日)
ツワブキ開花観察 5 柱頭

から続く

画像は拡大します。

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↑↓ 舌状花(ぜつじょうか)  頭花の内側には数十の筒状花

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↑↓ 別の場所で採取したツワブキ 花びらごとに分解

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子房の先から出ている「冠毛」に包まれる部分が「花冠管状部」。その先の「花柱」が、2つに分かれて「柱頭」とよばれている。

子房とは、被子植物のめしべの下端の膨らんだ部分。
一~数枚の心皮がつくる器官の中に胚珠がある。
受精後、胚珠は発達して種子になり、子房は果実となる。

胚珠とは、種子植物の子房内にあって卵細胞を内蔵し、受精後種子に発達する部分。
被子植物では心皮に包まれ、裸子植物(マツ、イチョウ、ソテツなど花がない植物)では裸出している。
シダ植物大胞子嚢(のう)に相当する。

花式図 google

舌の形をしたへら状の黄色の部分は「花冠へら状部」という。

「花冠管状部」と「花冠へら状部」を「花冠」(=花びら)という。

頭状花序の内側には、筒状花があり、舌状花とは構造が異なる。(つづく)

参考 ツワブキとキク科の頭花

頭状花序 Wikipedia

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↑ つまようじ

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↑↓ ツワブキと同じキク科の シロノセンダングサ

アサギマダラなどのチョウがよく吸蜜している。

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ツワブキ開花観察 5 柱頭

2008年11月03日 | 植物

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きょうは雨なので?写真がわかりにくい。

「ツワブキ観察 4 開花 小花も咲く」 よりつづく

黄色い花びらの内側に、数十個の粒状の小さな花の集まりは

頭状花序、頭花とよばれ、キク科の植物の特徴であることは、観察の途中に学んだ。

筒状花とよばれる小さな花は、カップ状の先端が鉄砲ユリの花びらのような形をした透明の花冠裂片があって、その内側からおしべが伸びつつあるのは、きのう確認された。(受粉仕方が独特だ。

さて、ここから少しややこしい。頭花の周縁部には、花びらごとに、柱頭(2つにわかれている)をそなえた舌状花があって、それにはおしべがない。ひとつのつわぶきに筒状花と舌状花と2つのタイプの花。なぞは解けるのか?

つづく

参考 ツワブキとキク科の頭花

 

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林道のクワズイモ 目立つ

2008年11月02日 | クワズイモ

↑ ツワブキの観察に通った、林道です。名瀬の街を囲む後ろの山の上の道です。

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台風が来ないので?、立派なクワズイモ ↑ (多年草)が目立ちます。

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台風がこないので?、名瀬・赤崎公園のヒカン桜の紅葉もあざやかです。

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朝の秋晴れも夕方、にわか雨が降ることもある、島の天気です。

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開花 直前観察 ツワブキ 3 (頭状花序について)

2008年11月01日 | 植物

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花びらが伸びたが、開花は、あさってごろか?

24時間前 きのう10/31(金)のようす

↑ 内側の丸い粒状のものひとつひとつが、それぞれおしべとめしべを備えた多数の花の集まりである。これはキク科の特徴で集合花と呼ばれている。

このような花序(花の集まり)は頭花と呼ばれ、中心部を筒状花、周辺部の黄色い花弁(はなびら)を舌状部といい、多数の花の集まりながら、あたかも一つの花のように見える。

頭状花序 Wikipedia

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↑ ↓ 2006年 11/16日撮影 拡大します。

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↑ 舌状部の花びらが落ちてしまったツワブキで吸蜜するアサギマダラ(写真は拡大します。2006 11/16撮影)

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まわりのつぼみも開花の態勢 同時開花をめざすのか。

茎から五角形状の伸びた柄の先の壷(つぼ)のような部分(葉の集まり)は「総苞(そうほう)」とよばれ、頭花を保護している。

開花しつつあるように見える?のは、その総苞が裂けた状態である。

接写観察は、中心部の小花の開花までつづく。

参考 ツワブキとキク科の頭花 

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↑ 横からみたところ

すでに、花びら(舌状花)が欠けているのか? 完全には花びらは何枚なのか?観察つづく。

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きのうのクモは、いなくなっていた。


クワズイモ 奄美の杜

2008年11月01日 | クワズイモ

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クワズイモ google   大きな写真でもっと見る

サトイモ科アロカシア属(クワズイモ属)の常緑性多年草

原産地は日本(四国 九州南部)、中国、フィリピンなど。

学名 Alocasia odora

大きな葉を持つ観葉植物

見た目はサトイモに似ているが、食べられない、から「食わず芋」。

英語では「Dumb Cane(口のきけない茎)」とも呼ばれている。

シュウ酸カルシウムは皮膚の粘膜に対して刺激があり、
切り口から出る汁にはさわらない。

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