小さな小学校の小さな玄関を入ると、右手に受付コーナーがある。
今年はこの絵画館に雰囲気が似合う女性がいた。聞いたらやはり
画家の絵が好きということ。同じ色の人は引き寄せ合うものなのだ。
一昨年は奥様、去年は画家、今年はこの女性と素敵な人達との出会。
日本は少子高齢化を迎え、嘗て子供達が通った小学校がどんどん廃校と化している。
小学校に通える地域が実は地域のコミュケート・絆の最小範囲だ。この様な地域の
思い出が一杯詰まった学び舎が役割を変え残る事に安堵する。地域の賑わいが甦る。
参考:1960年から2010年の50年間で約4,858校の小学校が失われた。しかも奈江
のような都市部から離れ高齢化が進む山間部の学校が多い。それは、分校が
3,886校も閉鎖されたことで、理解できるだろう。奈江小学校もその一つだ。
ご覧自然が描いた絵画を。太陽が絵筆を取り、光の絵具を使う。キャンバスは美瑛の大地。
人間の生活という農作業の必然に、偶然の事象と季節という時空が雄大な絵画を描き出す。
そして、春夏秋冬の季節変化が見事な絵画空間を創出する。是こそが自然のキャンバスだ。
映像:イモ畑の花が満開その先に大きなポプラの木が聳え立つ。
幾つ丘を越えたろうか?やがて大きなポプラの木が見えてきた。
日産スカイラインのコマーシャルの撮影現場にやって来たのだ。
『ケン&メリーのスカイライン』日本は高度成長のま只中だった。
青空に白い雲。そして美瑛の大地。美瑛の空間は素晴らしい絵画空間だ。
風景画館の画家:滝田修一はこんな北海道の自然に魅せられ移住してきた
そして、くる日も、くる日もキャンバスを抱え、北海道内を歩き廻るのだった。
筆者も、カメラを抱え、夢中で美瑛の丘を駆け回る。そして人生を写し取る。