今日は嶽温泉に入ろうと岩木山麓を走る。途中、石坂洋二郎の文学碑がある。この高原
では実際『草を刈る娘」の映画のロケが行われたのだ。 今から40年も前の話である。
吉永さゆりが18才の時だった。この高原からは眼下に世界遺産白神の青い山脈も絶景だ。
碑文:碑には映画「青い山脈」の主題歌が記されている。
『♬若くあかるい歌声に 雪崩は消える花も咲く
青い山脈雪割桜 空のはて今日のわれらの夢を呼ぶ…♬』
物資はいまより少ない時代、この様な青春賛歌を皆歌っていた。さて今の若者の夢は何?
戦後の日本に夢と希望をもたらした青春映画「青い山脈」は青森県出身の作家石坂洋二郎
の小説「青い山脈」が原作である。この青い山脈こそ、石坂洋二郎が岩木山麓嶽高原から
眺めた白神山地なのである。・・・もう一度、青春の夢を原点に還り、見なければならない。
留萌を過ぎ、羽幌町を北上中、オロロン鳥を発見。カモメ、海鵜に混じり1羽。
この鳥かつて4万羽もいたが今では近くの天売島に19羽を確認するに過ぎ
ない。油汚染、プラスチック汚染などが、オロロン鳥の食糧を奪い天敵を増加
させた。激減の最たる原因は人為的なことと言わざるを得ない。豊かな資源
を我々は自ら失いつつある、深く反省をしなければならない。
啼声:「オロロン~」もしくは「ウルル~ン」
観察:画面左端の一羽がオロロン鳥、あとはカモメ2羽、海鳥12羽