お湯の国 日本

美しい日本の温泉地中心の旅記録(おんせん鑑定士:監修) 【記事・映像は著作権、人権保護法等により無断使用を禁じます】

蔦温泉 久安の湯(八甲田山中)

2006年06月25日 | 💛青い森 名湯巡里.

映像:蔦温泉の久安の湯。昔湯治混浴湯であったが今は時間制で男女交代制

大町桂月
は酒と温泉をこよなく愛しついにこの宿の住人となってしまった。
浴槽直下から沸々湧く温泉は天下の名湯である。吉田拓郎の名曲「旅の宿
の詩は、作詞家:岡本おさみがこの宿の格別情景月夜を詩に現わしたもの。

【Data】含芒硝ー重曹泉 46.9度 pH7.3 源泉:旧源泉(足元湧出)
参考本物の名湯ベスト10059 蔦温泉(講談社現代新書:石川理夫)
学術:日本温泉地域文化資産NO.11伝統的旅館建築と泉源浴舎(日本温泉地域学会編)

記録:桂月の名は高知県出身の彼が名勝桂浜の月をそのまま名前とした。

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大町桂月歌碑(極楽へ・・・ 蔦温泉)

2006年06月25日 |   ✑歌碑句碑 紀行

八甲田山は南に奥入瀬・十和田湖を擁している。どちらが玄関か奥座敷かは読者が
判すべきであるが、むつ湾から八甲田を抜けるルートだと奥座敷ともいえる。大町
桂月は高知出身の文士であったがこの地、特に「蔦温泉」を愛しこの地で終焉した。

碑文:大町桂月の辞世の歌ともいえる。蔦温泉を愛した桂月らしい短歌である。

   極楽へ  こゆる峠の  ひとやすみ  蔦のいで湯に  身をばきよめて

十和田湖を世間に紹介したことから「湖水の父」とも慕われた。温泉の前に墓がある。

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