映像:与謝野晶子の歌碑がある温泉井戸から海辺の温泉街を望む
碑文:『温泉は いみじき瀧の
いきほいを 天に示して さかしまに飛ぶ 』
解説:与謝野晶子は昭和12年にこの地を訪れ噴湯、赤松、日本海
を材題に短歌を45首詠んでいる。この歌は、日本でも珍しい
噴泉井戸の瀬波温泉の本質をそのまま読み込んだものである。
その他:45首中、小生が好きな歌を三首。
『大空へ 煙の馬を 走せしむと 白き噴湯の 望まるる山』
『いろじろく 瀬波に春の 陽炎の立つと 噴き湯をとりなしてまし』
『越の田の 雪解け初めてなまめかし 青鈍色に 泥のにじむは』
参照:瀬波温泉貸切露天風呂らく湯(一時間3000円、10人程度)
映像:瀬波温泉の温泉井戸湯元龍泉の貸切露天風呂(BY 公式HP)
日本海に面する温泉街を丘手に登ると『ドーン、ドーン』という鈍い重低音が響いてくる。
そう、地球の雄叫びだ。一定のリズムを刻むのは地底のエネルギーに刺激されて温泉が湧
きだす音。地球の計り知れないエネルギーを感じる。 瀬波温泉は新潟県村上市の奥座敷、
明治の石油発掘時に沸いたのが温泉地の始まり。数軒のホテル・旅館が日本海沿いに点在。
【Data】食塩泉 92℃、PH8.9 極褐色 源泉:噴湯(元湯)