Memoir:下北半島ぐるりん 大湊ネブタ祭り2008.08.01
(おしまこ流し踊りと大湊ネブタ競演:地元メディア広報映像を引用)
下北半島のネブタ祭り。江戸時代の紀行家菅江真澄が遊覧した時に行われている
と記述していることから、歴史は古い。決して、青森ねぶたの真似っこではない。
ネブタ発祥の地弘前ねぷたまつりにも組ねぷたと称し今も人形ねぷたが数台出陣。
記録:町内会や職場単位で運行する人形ネブタが見どころのお祭り。今年は10台
のネブタが、大湊の市街を練り歩き、流し踊りとネブタの競演が行われた。
観感:筆者は2008年に鑑賞している。弘前ねぷた、青森ねぶたの古き良さが残り、
懐かしい思いで見物した。勿論、ネブタ鑑賞の後はむつ矢立温泉の激熱湯
に浸かって、同温泉のキャンプサイトで車中泊をした。この日もディープ。
歴史:菅江真澄遊覧記全五巻Ⅲ「牧の朝露」の巻に記述の下北地方の佞武多(ネブタ)
『横型の燈籠を灯して・・・囃を唱えながら、太鼓、笛を鳴らして賑やかに
声を張り上げながら歩く・・・七日の朝、川に流すことから起こった行事
・・・ここ(下北郡)ではネブタ流しというようだ』( 一部抜粋して掲載)
解説:ねぷた発祥の地弘前では、もともと七夕流しの行事として行われた。その
名残りで扇ねぷたには「七夕」の文字が描かれたり、喧嘩ねぷたの名残の
「石打ち無用」の文句が標記されたが、いまではあまり見られなくなった。
参照#①むつ矢立温泉 ② 江戸時代の紀行家・歌人 菅江真澄 探訪紀行