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日本の歌人で与謝野晶子・鉄幹夫妻ほど全国の観光地(温泉地)を巡った歌人はいない。
現に小生の立ち寄る温泉地の多くに彼らの足跡を確認している。当時の富裕層・文化人
は与謝野夫妻を招き『歌会』を催すのが一流の趣向なのか。それは俳人松尾芭蕉に遡る。
碑文:『船つけば 向洞爺の 桟橋に
並木出でて 待てる里』(鉄幹)
『山畑に しら雲ほどの かげろふの
立ちて洞爺の 梅さくら吹く』(昌子)
感想:歌会の醍醐味はこの詩情のほとばしりの掛け合いだ、マ、現代版チャットに等
しい、違うのはキチンと57577のルールにより自然を切り取ることぐらいかな?
献歌:『洞爺にも 夏降り注ぐ 若者ら 遊べる水面 眩しきことよ』(和)