お湯の国 日本

美しい日本の温泉地中心の旅記録(おんせん鑑定士:監修) 【記事・映像は著作権、人権保護法等により無断使用を禁じます】

菅江真澄( 紀行家・歌人 )探訪紀行

2018年09月01日 | 📀芸術・文学・絵画DB.

平成調査結果:研究&調査&執筆 菅江真澄(紀行家・歌人)2005.6~2018.10 ≫

温泉紀行を語る時江戸時代に活躍した菅江真澄を抜くことは出来ない。青森県、秋田県
を拠点に北日本をくまなく歩いて仕上げたのが「菅江真澄遊覧記(平凡社版全五巻)。筆者の
書斎の一角に格納されている。江戸時代の温泉地を中心の観察・記録は貴重な民俗資料
    (下記アンダーラインをクリックすると本ブログの訪問記録参照可)

下風呂温泉・・・・・・・・・・・「大湯、新湯といって二つの温泉がある下風呂という里」
恐山温泉・・「ふる滝の湯、ひえの湯、めの湯、花染の湯、しんたきの湯といって
大湊ネブタ・・・「横型の燈籠を灯して・・・囃を唱えながら、太鼓、笛を鳴らして賑」
夏泊半島 椿山・・・・・・・・「影おつる 磯山椿 紅に染めて 汐瀬の 波の色こ (濃)き
夏泊半島 大島・はま風の ふへくのりも つみぬらん ひるやしほでの 水もあさみ
浅虫温泉・・・・・・・「滝の湯、目の湯(椿館)、柳の湯、おお湯、はだか湯などが
夜越山・・・「錦木の その名も朽ず 今の世に いひこそ立ち 古き例(たとへ)を
奥津軽滞在地・・・・・・・菅江真澄滞在の碑(北畠家屋敷跡:青森県北津軽郡板柳町)
大鰐温泉・・・・・・・「小川をわたり、大鰐の湯の川原といういう出湯のもとにきた
白神山地 ・・・・・・ 「いそ山に 春は咲てふ たま椿 かかるやなみの 光なるらん
銚子の滝・・・「巌かつら くり返し見る  いわがねに  かかるも高き 滝のしらいと
湯の沢温泉 ・・・ふる雪か  花かあらぬか 山風にさそわれてちる   滝のしら泡
入道崎・・・・・・・・・・・・・・・菅江真澄の道 男鹿の鈴風(男鹿温泉:秋田県男鹿半島)
白糸の滝・・・・・・・「風あらき 磯のしら糸滝かたみ 波のよるひる やけてみたれん
椿・・・・・・菅江真澄の道(男鹿温泉:秋田県男鹿半島 天然記念物椿自生北限地帯)
鹿落とし・・・・・・・・・・・・・・菅江真澄の道 男鹿の鈴風(戸賀温泉:秋田県男鹿半島)
男鹿温泉‥‥‥‥・・‥「湯本についた。この温泉の味はからくて緑礬の気がある
夜籠り・・・・・・・・・・・・・・・・菅江真澄の道 男鹿の寒風(真山神社:秋田県男鹿半島)
名水の里 諏訪神社・・・・「六郷は 栄養丸に 百清水 多い寺々 絶えぬ金持ち
すすきの出湯・・「けふに明て見し面影のこまかへり老いもわかゆのわきて長閑き
三途の川・・・・菅江真澄の道 彼岸の真白なる静寂(川原毛地獄:秋田県泥湯温泉)
毛馬内の市・・・・・・・・・・・・菅江真澄の道 錦木「三日の市たち 人豊かに 住めり
                     参照#昔懐かしい伝統の毛馬内(けまない)盆踊り」
森吉山 ・・・・・・「連瀬沢 滝音ききつ 登りぬれば もろびの匂いす 前岳近く

菅江真澄
:江戸後期、紀行家歌人識者(国学、本草学、民俗学、地誌学)等多面性を持
 ち、当初は津軽藩のお抱え学者となり、津軽の民俗、薬草、地理などを調査を
 し後半は佐竹藩のお抱えとなった。特に温泉観光の分野では優れた紀行文を残
 す。筆者の尊敬する温泉観光の祖。ひょっとしたら白神を詠んだ最初の歌人だ。
 学術的な記録としての評価も高い「菅江真澄遊覧記」(平凡社版全五巻)を記し
 た。とくに青森県、秋田県の温泉地関係記述は温泉研究家必携の書と思われる。

記録:本草学(漢方)、地誌学(地理・温泉)、民俗学、歌人等、当時の最先端学識者


コメント    この記事についてブログを書く
« 湯田川温泉 たみや旅館(山... | トップ | 平内ホタテ活御前 (青森県平... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

📀芸術・文学・絵画DB.」カテゴリの最新記事