≪ 歌碑鑑賞速報:菅江真澄歌碑 青森県平内町 夏泊半島 椿明神 (2019.8.17) ≫
菅江真澄の足跡は下北半島恐山連山を海の上から望む夏泊半島椿山海岸線にもあった。
こうした景勝地に紀行家菅江真澄の歌碑を建立した先人の業績に感謝したい。恐らく
歌碑がなければ菅江真澄の目線で下北半島も椿山も見れなかった。今日は晴天波多し。
碑文: 影おつる 磯山椿紅に
染めて汐瀬の 波の色こ(濃)き 菅江真澄
所感:友人達が企画に関わった「椿山クラフトキャンプ」を視察後海岸で一杯飲み周辺
を散策中に見つけた歌碑。良く見たら菅江真澄の歌碑だ。青森県内で景勝地にて
観察される歌碑がここにもあることに感心した。ただの海岸が意味のある海岸に。
悲哀:何十年振りの夏泊半島の磯遊び。小さな砂利の磯は綺麗で海水は澄んで綺麗浜の
イメージなのだが・・台風の後とはいえ、浜の至る所に青い帆立養殖籠の残骸が目
立ち、行楽客のごみ散乱も目立つ。もしこの漁具廃棄の原因が地元漁民であるな
らば悲しい、綺麗な海にこそ美味な帆立が育つ。今回のイベントの意義を考える。
説明:「椿山クラフトキャンプ」とは夏泊半島椿明神社を中心に開催された。自然を目
いっぱい楽しむ「キャンプ」をテーマに県内外の作家さんの作品販売・ワークシ
ョップをはじめ、飲食、アクティビティーを集めたエンターテイメントイベント。