ランチャテージス最終型 3.2V6
Drが新車で輸入して納めたテージスのお客様から指令が来ました。
最近A/Tの変速ショックが耐えられないくらいキツイ時があるから何とかして欲しい!とのご要望であります。
電子制御故に回路に異常がと思いエクザミナー(専用テスター)を試しても特に異常は見当たりませんでした。
やむなくDrが一日通勤の足に使うとそれらしい症状がでました。
しかし、それは故障と言えるか微妙でDrのように中古車を多数扱ってるとむしろ「こんなもの」で片づけられる範囲であります。
今回のお客様の場合は新車から乗られてる故に不快感が出たと推測されます。
こんなやっかいな修理は「先生、こんなもんでっせ~!」と口が裂けても言えないDrちゃんですww(笑)。
なんせお客様はショップで最古のお客様で数え切れない台数をDrから買って頂いております。
お客様は神様ですww。
早速作業を開始の図
実はこのランチャテージスは少々やっかいな個体であります。
それは先ず正規ディーラーというのが無いから頼る所が無いということなんです。
強いて言うならガレ○太さんがありますがあまり情報は入って来ません。
早い話が自己責任で部品の調達や修理をしなくてはならないということです。
(Drにとっては取るに足らない問題ですが)
このA/Tに関しては国産のアイシン精機製ですから何とか情報を期待しました。
Drはメーカーさんにも照会をかけましたが結局は薬局で多数の部署をたらい回しにされたあげく「ウチは知りましぇ~ん!」という答えでした。
まあ、予想したことですから特に落胆はありませんでしたが・・。
国産でも輸入品ということなんです。
気を取り直してDrが取った策は先ずバルブボディに白羽の矢を立てました。
画像のようにまずATFが汚れすぎているのが気になります。
ATの供給パーツはこのバルブボディ関連のみw 約150、000円
電子制御のATというのは基本的に分解して修理が不可能で全てリビルト品との交換が基本となります。
その価格はテージスの場合はガレ○太さんでは100万円~です。
ランチャ社から供給されるパーツはバルブボディくらいです。
このバルブボディというのは複雑なATの油圧を制御する役目を果たします。
分解できる範囲で清掃予定のバルブボディ
大枚投じてリビルト交換すれば完璧でしょうがあまりにコストがキツイです。
こういう場合は低コストで手を付けられるところから始めて直ればラッキー島倉千代子(←意味不明)です。
ただ無駄な抵抗で何点かコストを投じて結局は薬局でASSY交換したほうが良かったなんてこともあります。
この場合は投じたコストは無駄になり二重にコストが発生してしまいます。
それを嫌うなら一切ややこしいことをせずに最初から大枚投じてASSY交換ということになります。
どちらを選ぶかはお客様の都合ということになるでしょう。
このテージスの変速ショックが改善されるか否かは吝かではありませんが又結果をレポートしたいと思うDrです。
続く