2000年式 AR156 SW 2.0TS 正規ディーラー車
事の始まりはオルタネーターの修理が完了してお客様に引き渡す時でありました。
お客様は何やらタイアを指さして呆然としておられました。
Drは最初はなんのコッチャと訝しげでありましたw。
交換する程でないFtタイア
この個体は約15,000km前に4輪ともミシュランを新調しておりました。
まあ、Ft側は結構FWDでは早く減りますがまだ山はあります。
Ftがこの程度だからRrの山はもっと有るはずですネ。
それ程減ってるとは思えないRrタイア
ホンマにどこかが減ってまんネンと言いたいDrでありました。
天下のミシュランタイアがそんなに早く減るわけはありません。
特にFWDのRr側は駆動輪じゃないしFt側の二倍くらい長持ちするはずなんでよヤッパシ。
ガビ~ン! ズルズルやおまへんか!
これがなんと156SWの新品交換後1.5万kmのRrなんですww。
内側が異常に片減りしているじゃあ~りませんか!。
こんな減り方をするのは当然リジッドアクスルでは考えれません。
もう片側のRrはややマシですが・
そうなんです川崎さん!?。
156はサルーンもワゴンもIRS(注)やったんです。←今頃気付いた?w
これはもうサスペンションのジオメトリーが狂ってるとしか考えられません。
もしかして・・
もしかして・・
(歌ってる場合じゃありましぇ~んw)
早い話(早くない?)がRrサスをぶつけてアームが歪んでるかはたまた事故車かという疑惑が湧きますネ。
Rrサスには特に異常が見当たりませんが・・
やはりアライメントはかなり逆キャンバーで明らかに「ハ」の字です。
ボディのテールが下がってるからどうしてもそうなります。
Drは若干頭が貝割れ大根状態でしたがよくよく考えると156SWにはいわゆるニボマットというセルフレベリング機構が装着されてることを思い出しました。
後編に続く
注;IRSはindependent Rear Suspention(後輪独立懸架)の意味