約一週間のドック入りだったテージス最終モデル
懸案の箇所を修理してATFを満たして試乗するというのはその結果が非常に興味深いものです。
今までの苦労が報われるか徒労に終わるか期待と失望の狭間の瞬間でもあります。
A/Tショックは完璧とは言えませんが体感上のショックは和らいだようです。(ATF交換の効果?)
この程度のショックはなんら問題ないと思うDrですが評価はオーナー様に委ねたいと思います。
静かなエンジンに復活!
エンジンのカムからの異音は大事をとって全てのリフターを交換したおかげでカタカタという嫌な音は消滅しました。
こちらは予想通りの結果でしたのでそれなりのコスト投資も報われました。
原因も探らずにただパーツを交換するだけでは芸がありませんw。
不良リフターの一部
よく見ると多少バケット(リフター)のカムが当たる面が傷ついて模様が入っています。
その度合いは個々で違いますが大事をとり全て交換しました。
油圧タペットはアルファでは155の16Vから採用されておりタペット調整の手間要らずですがオイル管理や異物混入などで機能が損なわれ異音を生む結果になる個体もそれなりにあります。
正常な個体で一週間もエンジンを懸けないとガチャガチャいいだし次第にオイルが回ると異音が収まります。
これはアルファに限らず油圧タペットのエンジンはみんなそうなるようです。
エンジンの前後の振れを止めるロッド
オーナー様から他にも異音のご指摘がありました。
助手席床下近辺からゴゴゴ~というような擦れたような音だそうです。
これはDrも体感出来たのですがどうもアクセルオンの時にだけするようです。
リフトアップしても特に異常は見当たりませんでした。
ブッシュが全損?
このトルクロッドは比較的傷みやすく156や166等でも定期交換パーツです。
トルク変動の大きいV6エンジンがやはり痛みが早いようです。
たぶんこのブッシュが原因で異音を発生したのだと思います。
コストはそれなりに発生しましたが一応全ての箇所で一応の改善を見ました。
これでこのテージス号をオーナー様に返せることが出来るというものです。
しかし、もし改善が出来なかったら・・・ww。
それは・・・
修理代が貰えましぇ~ん!(笑)。