Dr.Horiiのひとりごと

徒然なるままにクルマや日々の出来事を書きとめた雑記帳です。
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オイル管理にご用心(後日訂正)

2015-01-17 10:10:31 | Drのメンテ講座

別修理で入庫中の156GTA

オーナー様からの訴えは無いものの、やたらエンジンがアイドリングでぶれる症状が出ました。

バルブタイミングがズレてるような症状でもあり、面倒ですがSSTで検証しましたがNPでした。

その作業で偶然発覚したちょっと悲惨な状態です 


カム山ペッタンコ


治具に隙間が 


台形カム 

以上、全てのカムではありませんが、大半のカム山はかのように山が無くなり、目視では2mm
くらいカッターで削ったような状態です。

修理はカムシャフトを4本交換する必要があり、費用は20万円以上は必要です。

通常これだけカム山が無くなれば、かなりの異音が発生するのですが、油圧タペットでは
異音は一切しません。

アイドリングこそ異常ですが、走ってしまえば特に体感上のパワーダウン等も感じません。

しかし、この状態では本来のパワー性能が出ないのは言うまでもありません。

原因はオイル管理に問題があったからに他なりません。

入庫時にエンジンオイル量は3Lも無いようでした。

約12,000kmくらい前に交換記録がありました 

ここで問題となるのは、エンジンオイルの消費量です。

今時のアルファは昔とは違い少なくとも2,000~3,000km/Lは保つようです。

3,000km/Lであれば、12,000km走れば4L無くなることになります。

総オイル量6Lのオイルは2Lしか残りません 

これは計算が合いますw。

オイル交換を失念することはありがちなことですが、代償は意外に大きくV6で4本のカムを
交換するとなると、20万円~は必要です。

カムだけで救われるのはまだマシです。

最悪は焼き付きで、エンジンをオシャカにすることも大いに有りえます。

オイル交換のインターバルについて考えてみました。

どれくらいの頻度が望ましいのでしょうか?。

Drの推奨は市街地走行がメインであれば、3,000kmをお奨めします。

本当は5,000km以上でも良いと思いますが、必ずオイル量が減少するリスクがあるから
です。

意外にオイルをストックして、こまめにチェックして補充する人は少ないからです。

少なくとも3,000km交換なら、補充する必要はありません。

高速走行メインであれば、5,000km以上でも構いませんが、オイル量は必ずチェックして
貰ったほうが良いです。

5,000km走行で2L補充するくらいなら、あと4Lで総交換したほうがリーズナブルだとも
思います。(V6の場合)

オイル量の少ない4気筒であれば尚更です。

イタ車は一般的にオイル消費が多いので、特にオイル量を切らさないように気をつけ
なければなりません。


Dr推奨の3,000km交換はあくまでも推奨であって、ショップの売上げを上げる為では
ありませんので念のため 


※(重要)  この記事内容に一部誤りがありました。必ずこちらを参照して下さい。






















コメント (13)
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