隅っこに追いやられたムルちゃん
ショップのムルちゃんブームも去り、それなりには販売出来ましたが、残った固体もありました。
このシルバーのムルちゃんは、少々数奇な運命ともいうべき固体です。
それは、本来部品取車として格安にGETした個体でありました。
部品取車は他にも存在しました。
部品取一号車
部品取二号車
そして、このシルバーの固体も部品取三号車の予定であったのが、意外とボディが綺麗なのと、部品取が増えすぎても
無駄ゆえに、商品車デビューさせることにしたのです。
しかし、途中まで作業はしたものの、怠慢プレーもあり放置状態であったわけです。
言わば、どうでも良い個体に成り下がっていたわけなんです。
これでは、場所も無駄ですし、邪魔物扱い以外の何物でもありませんでした。
そこで、無駄の塊の異名を持つDrが立ち上がりましたw。
Drの更生シリーズ二台目ムルちゃん、チ~ン
早速作業の図
基本的に好調ではあるものの、やや気になる箇所と、お決まりのダッシュパネルをプチレスしなければなりません。
準備してあるパネル群(レストア済)
番外作業故に、常駐メカの手を煩わすのも無駄ですし、外注はもっと無駄です。
やむなく、116ジュリエッタの作業が済んだDrが担当になりそうです(汗)。
ムルちゃん人気は、Drの思惑ほどではないようで、飛ぶように売れることもありません。
お声の掛からない極上ムルちゃん
価格が高すぎるのも一因かと思います。
しかし、ショップが高値を突っ張るというのはガメツイとか思う無かれザンス。
それは、相場を下げないという陰の効果が無きしもあらずなんです。
だいたい、商品車の値付は、他店や世間相場を参考にして行われます。
そこで、Drのショップのお高いムルちゃんも参考にされて、相場が上がる可能性は多いにあります。
相場が上がることは、ユーザー(消費者)にとって、あながち損失だとも言えません。
まず、既にムルちゃん乗りの方には歓迎すべきなのと、相場が上がれば十分なレストア作業のコストが当てられます。
コレクターズアイテムは古くなるほど、手が掛かりレストアコストが増えることになります。
ジュリア105の価格が高騰してるのは、人気もありますが、作業費用の増大が背景にあるでしょう。
ある程度の相場が高値安定であれば、個体のコンディションも上がるというわけなんですネ。
ムルちゃんに関しては、Drの思惑通りの人気アイテムになるには、まだ時間が掛かるでしょう。
鋭意製作中の欧州仕様のムルちゃん
一味違う正規物と違うムルちゃんをお探しの方にはお勧めの固体です。
これで、何とかムルちゃんは三台確保したことになります。
一部未完成ではありますが、唾をつけるのは歓迎しまっせ~! 。