Drの俄か自家用イプシロン
久しぶりのメンテ講座ですが、自家用車を作るときにいつもする作業をレクチャーします。
と言っても、たいそうなことではなく、極めて基本的なメンテナンスです。
すでに、車検整備を終えており、エンジンオイル交換とかは済んでおりました。
この固体に関しては、少々不満があり、エンジンの周り具合というかトルクの出具合等がDr好みではありません。
高回転型は裏を返せば、低速トルクが弱いということなんです。
排気ガス対策で、昨今の欧州車もガスを絞ってあるのは明白です。
しかし、これは触りようがありませんから、何とか改善案を模索します。
定番RESPOを添加する
特に添加剤の信奉者ではないDrですが、良い物は認めます。
明らかに、添加したら体感トルクアップするのは何度も体験しました。
もっとも、この添加剤一般は導入時くらいはPRしても、いつのまにかお蔵入りしてデッドストック化となり、
顧客様に進呈したりして、商売上はまったく役に立ちません 。
30年のベストセラー?
一度、ワテの愛車にも試したいという奇特な方がいらっしゃれば、お友達価格で売ります 。
やや面倒なエアクリーナー外し
クリーナーBOXに繋がるダクト類が作業の邪魔をします。
かのような、面倒な脱着作業を要する固体ほど、エアクリーナーは放置される場合が多いようです。
意外に綺麗なクリーナー
比較的最近交換されてるようで、まったくNPでした。
一応、エアーで埃を吹き飛ばして終了です。
クリーナーBOXを外せば、その下の点火プラグはぜひ見たいところです。
新品同様なイリジウムプラグ?
焼けが白いのは、ガスが薄い証拠でしょう。
プラグの締め付けトルクが弱かった以外は特にNPであり、この固体はある程度メンテしてあり、全般的に好調な証です。
走行結果は如何に?
RESPOは期待通りに体感トルクアップして、回り方も改善されました。
後は、更に調教して、回り癖を付けるのが良いかと思います。
このエンジンは1,000~2,000rpm辺りのトルクが弱いのです。
従って、発進のクラッチミートも、怠惰な気持ちではエンストすることもあります。
この大きな原因は、実はACコンプレッサーの負荷なんです。
小排気量の高回転型エンジンでの負荷は、結構キツイというのが結論です。
AT(DFN)では、クラッチミートに気を使わないので、それほどでは無いかもしれませんが、パワーロスに関しては同じです。
酷暑にも有効なACの代償としてはやむなしというところです。
もう少し、季節が涼しくなれば、ACオフでエンジンは活発になることは受け合いですネ! 。