(バンテアイ・スレイの“東洋のモナ・リザ”)
カンボジア・シェムリアップを旅行中です。
シェムリアップは15年前にも観光していますが、そのときやり残したこと、不完全燃焼だったことも。
そのひとつが、アンコールワットの境内で、ワットを眺めながらランチしたい・・・ということ。
15年前、旅行中に3回アンコールワットには出向きましたが、ランチする機会がなく、そんなことを思った次第です。
そこで、今回7日(木)、特に遺跡巡りツアーなども予定していないので、昼前にトゥクトゥクでアンコールワットへ。ドライバーには駐車場で1時間ほど待ってもらい、私は中の食事処で昼食を。
実際にはテーブルからは木が邪魔でアンコールワットのごく一部しか見えず、ワットの写真を大騒ぎで撮っている中国人観光客を眺める・・・・といった感じですが、まあ、アンコールワットでランチするという宿題は一応クリア。
アンコールワットから地雷博物館を経て、有名な遺跡バンテアイ・スレイに。
赤色砂岩に彫られたレリーフが精巧なことで知られるバンテアイ・スレイですが、特に有名なのが寺院の壁に彫られたアプサラ(天女)像で“東洋のモナ・リザ”として知られるものです。
アプサラ像はアンコールワットをはじめ、周辺遺跡にか必ず、しかも数えきれないほどありますが、そのなかでも、その容姿から“東洋のモナ・リザ”と呼ばれるアプサラが、ここバンテアイ・スレイにあります。
15年前は、バイクの後部座席に乗って、お尻が痛くなる思いをしながらやってきたのですが、寺院の周囲に遺跡保護のためのロープがめぐらしてあって近づけないこともあって、一体どのアプサラが有名な“東洋のモナ・リザ”かよくわかりませんでした。
バイクのドライバーに訊いても、「どのアプサラもきれいです・・・」なんて。まあ、それはそうなんですが・・・。
そんなことで、今回はガイドブックの写真と顔認証を行って、“東洋のモナ・リザ”を特定。(なぜ、15年前わからなかったのか・・・・とく覚えていません。当時もガイドブックぐらいは持っていたはずですが・・・・)
15年前同様にロープが張ってありますので、ちょっと離れたところから望遠で撮影。望遠だとどうしても手振れするので、念のため十数枚撮影。(冒頭写真)
これで、二つ目のの宿題もクリア。
すべてがこのようにうまく運べばいいのですが、そうもいきません。
15年前、庭に撤去地雷が野積みされている小屋に毛の生えたような素朴な地雷博物館を訪れた際に、爆薬を抜いた地雷を実際に足で踏ませてもらいました。
足裏にリアルに感じたカチッという音・衝撃が、帰国後も長く印象に残っていました。
そこで、今回も地雷博物館を再訪したのですが、全く違う場所の新たな施設となっており、昔の素朴な感じは全くありません。ただの観光スポットになっていました。地雷を踏んでみるなってことも新施設ではありません。
時間の流れというのはこんなものでしょう。
思うようにいかなかったこととしては、“気球観光”も。
“
気球”といっても、自在に動き回る気球ではなく、ロープにつながれて上空にあがるだけのものですから、気球というよりは気球式展望台といったものです。
それはそれとして、その気球からアンコールワットを眺めてみたいと思ったのですが、4日のツアーで立ち寄ると、雲も多く、上空の風もあって飛ばないとのこと。
その後確認すると、朝日・夕日の時間帯しかやっていない・・・・とのことですから、「条件がよければ気球体験を」というツアーの表示がそもそもおかしいのでは?という感も。
一応客には期待させておいて、「いや・・・今日は条件が悪いので飛びません。残念でした」と客にあきらめさせる、そういった一種の詐欺ではないか・・・とも。
5日にも、宿泊ホテルから照会してもらったのですが、夕日の時間帯は曇っており、この日も飛ばないとのこと。
7日に3回目のトライ。この日は快晴で、「これなら文句ないだろう」と現地に向かったのですが。現地係員女性が「テクニカルなトラブルがあって今日は飛びません」とのこと。
本当にテクニカル・トラブルなのか、ある程度の数の予約が入らないと飛ぶ気がないのか・・・そのあたりはよくわかりません。
この種の“空振り”は個人旅行ではしょっちゅうです。
今日(金)も、ガイドブックに「金・土・日」に開催と搔かれた野外ショー見物にトゥクトゥクで向かったのですが、チケット売り場で訊くと「土日しかやっていません」とのこと。
そんな訳で引き返してきて、このブログを書いています。
この種の想定外は個人旅行にはつきもの・・・と割り切るしかありません。
シェムリアップに6泊しましたが、明日は新たに世界遺産登録された遺跡が近いコンポントムという町に移動します。