今日は「カミ雪」が降る中、長野インターと松本インター間を往復しました。カミ雪とは、南岸低気圧によって長野県の南部ほど多く降る雪のことで、2~3月に降る湿った雪のことです。カミとは京都に近い方でふることから、「上雪」が当てられることが多いですが、諸説あります。これが降ると春が近いと感じます。梓川サービスエリアによったところ、木質ペレットストーブが赤々と燃えていました。暖かみのあるテナーサックスの作品です。
ERIC ALEXANDER (エリック・アレキサンダー)
SUNDAY IN NEW YORK (VENUS 2005年録音)
VENUSレーベルは、かなりの作品をリリースしていますが、多くは、スタンダードを収録したピアノ・トリオ作品です。たまに、レンタルCDの棚に並んだものを借りてきて聴いていましたが、1500円の廉価盤で出たので何枚か購入しました。その中から、この一枚はよいとドライブのお供に持ってきたのが、エリック・アレキサンダー(ts)の本作品です。
エリックは、1991年のモンク・コンペティションで、ジョシア・レッドマンに次いで2位となり頭角を表しました。今では中堅の部類に入り、国内レーベルが手掛けたこともあり、日本でも人気のあるテナーサックス奏者ではないでしょうか。僕も、オーソドックスな中に力強さと新しさが感じられるので、たまに聴いています。
メンバーは、アレキサンダー(ts)、ジョン・ヒックス(p)、ジョン・ウェバー(b)、ジョー・ファンズワース(ds)という、当時のレギュラーといっていいものです。曲目は、ヒックスの「Avotcha」を除きスタンダードで、「Sunday In New York」、「Dearly Beloved」、「Like Someone In Love」、「Watch What Happens」、「My Girl Is Just Enough Woman For Me」、「Alone Together」、「My Romance」の全8曲。
「Like Someone In Love」は、ピアノとのデュオで演じられますが、かなりのスローテンポで緊張感を失わずに美しいメロディーを奏でていきます。早いテンポの「Alone Together」におけるかっこいいソロや、テナー・サックスの演奏は珍しい「Sunday In New York」、バラード「My Romance」と聴きどころ満載。ジョン・ヒックスのピアノも。
【梓川サービスエリア(上り線)】
カミ雪が降っています。 木質ペレットストーブ