安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ジョルジュ・アルバニタ BIRDS OF PARADISE

2010-04-18 11:12:10 | ピアノ

全国から骨董商が集まる骨董展(即売会)に父が行きたいというので、たまには親孝行だと松本市の名鉄ショールームに両親を連れて行きました。掛け軸や刀剣などが実家にはありますが、今では絵の方がいいらしく購入したのは花を描いた小型の油絵でした。値段が高くなかったし、骨董に全く興味のない僕も賛成でした。絵画ならフランスかということでG・アルバニタです。

GEORGE ARVANITAS (ジョルジュ・アルバニタ)
BIRD OF PARADISE (Carrere 1988年録音)

 Birdofparadise

ジョルジョ・アルバニタは、活動歴の長いフランスのピアニストです。1970年ごろには、それまでのパウエル路線から変身して、モード路線のフレッシュな演奏を行ったこともありました。しかし、その後はまた元のスタイルに近づいていきました。

多数の作品がありますが、50年代のものや、88年のこの作品も見逃せません。本作はソロで演奏される曲が6曲も入っているのが特徴です。あとの10曲は長年組んでいるアルバニタ(p)、ジャキイ・サムソン(b)、シャルル・ソウドレ(ds)のトリオで演奏されます。

ソロでは、「Lullaby of Birdland」、「Ain't Misbehavin」、「Bird of Paradise」、「Memories of You」、「Here's That Rainy Day」、「A Flower is a Lovesome Thing」が演奏され、トリオでは「Un Poco Loco」、「Au Privave」、「Willow Weep For Me」、「Nardis」、「Off Minor」、「Rockefeller Center」など。

「Un Poco Loco」や「Rockefeller Center」では、トリオの一体感が感じられます。ピアノソロの「Here's That Rainy Day」や「A Flower is a Lovesome Thing」では抒情性を醸し出し、「Lullaby of Birdland」や「Memories of You」などでは力強い右手を中心としたプレイが飽きさせず、この作品は彼のソロプレイを聴くためにあるかのようです。

ホームページに、ジョルジュ・アルバニタ(ピアノ)を掲載しました。時間があればご覧ください。モダンジャズやヴォーカルを聴こう ジョルジュ・アルバニタ

【購入した絵】

 Nishiokahanagakubuchinashi

 購入した西岡清史の絵。小品です。