先週の週末、久しぶりに安曇野市の家(実家)に帰り、雑用をしてきました。掃除をしていると、飯田市の単身赴任宅に持っていくと良さそうな、新品のお盆や座布団があったので、もらってきました。使い勝手もよく、たいへん重宝しています。単身赴任宅では、CDしか聴けませんが、このところ出される廉価盤を通信販売で入手しており、重宝しています。最近発売された、アトランティック盤です。
EDDIE HIGIINS (エディ・ヒギンズ)
SOULERO (ATLANTIC 1965年録音)
1950年代、60年代に、シカゴで活躍したピアニストは、サービス精神があって、エンタテイメントに優れたアルバムを残しています。例えば、ラムゼイ・ルイスやハロルド・ハリスですが、このエディ・ヒギンズもその一人に数えていいのではないでしょうか。彼は、近年、日本のヴィーナス・レーベルからアルバムを出していたので、知名度もあります。
このアルバムは、レプリカ盤、ヴィージェー盤に次ぐ、ヒギンズの3枚目のものですが、リズミックで、よくスイングし、適度にブルージーなプレイをしていて、結構気分が高揚します。ピアノ・トリオで、メンバーは、エディ・ヒギンズ(p)、リチャード・エヴァンス(b)、マーシャル・トンプソン(ds)。
曲は、バラエティに富んでいて、ヒギンズの自作「Tango Africaine」、リチャード・エヴァンス作「Soulero」と「Mr.Evans」、ビル・トラウト作「Shelle's World」、ジョン・ルイス作のおなじみの「Django」(ジャンゴ)、スティーヴン・フォスター作「Beautiful Dreamer」(夢みる人)、そしてスタンダードの「Love Letters」、「Makin' Whoopee」の8曲。
「Tango Africaine」には、タイトルどおり、タンゴのリズムなのでびっくりしましたが、面白いです。「Beautiful Dreamer」をジャズでやっているのも珍しいですが、適度にスイングしていて楽しい。バラードの「Love Letters」は、途中からスイングしますし、「Makin' Whoopee」も、ゆっくりしたテンポで出て、次第に早くなっていく趣向。ヒギンズは右手でスタッカート気味にピチピチとした音を出すので、僕は勝手にピチピチ派と名付けています(笑)。
【梓川サービスエリアからの北アルプス】
天気が良かったので、山に向かって写真を撮ってみましたが、青空ばかり映ってしまいました。