きのうは、長野県下伊那郡根羽村の植樹祭があったので、出かけてきました。矢作川の水源地に当たるので、愛知県の安城市や明治用水の関係者や市民も、その縁で大勢おみえになっていました。根羽村の特産品は、きれいな木目の「杉の木」、山で捕れる「鹿の肉」、地元の原料を用いた「ヨーグルトやソフトクリームなどの乳製品」や「豆腐」、「そば」などです。ヨーグルトを買ってきましたが、酸味がさわやかで美味しい。緊張感もあるギターです。
PAT MARTINO (パット・マルティーノ)
EXIT (MUSE 1976年録音)
パット・マルティーノは、コルトレーン以降のジャズや、ロックの影響も消化したギタリストですが、1970年代のアルバムは、無機質なフレーズや乾いたサウンドの傾向に、あまり親しみが持てませんでした。僕は当時、ギターといえば、ウェス・モンゴメリーやケニー・バレルだったので無理もなかったのですが。
かなり経ってからですが、聴き返してみると、スピード感やアクセントを頭に持ってくるフレーズ、あまり情緒をからめない演奏もなかなかいいと感じ始めました。彼のファンは多く、好みも様々だろうと思いますが、硬質なオリジナルとスタンダードの選曲もいいので、僕は、このアルバムをたまに聴いてきました。
メンバーは、パット・マルティーノ(g)、ギル・ゴールドスタイン(p)、リチャード・デイヴィス(b)、ビリー・ハート(ds)。曲は、マルティーノの自作が「Exit」と「Three Base Hit」の2曲、スタンダードの「Days of Wine and Roses」(酒とばらの日々)、ジャズメンオリジナルですが、スタンダード化している、D・エリントンの「Come Sunday」、K・ドーハムの「Blue Bossa」そしてB・ゴルソンの「I Remember Clifford」の全6曲。
マルティーノのギターから、マシンガンのように出る細かい音符が連続したフレーズは、迫力があり、また爽快感もあります。ピアノのゴールドスタインも同傾向の演奏をしていて、そのあたりを堪能できるのが、自作の「Exit」、「Three Base Hit」。スタンダードは、どれもテーマをきちんと弾いていて、「Days of Wine and Roses」、「I Remember Clifford」と、力がこもったソロで、甘さは控えめながら、飽きがきません。「Blue Bossa」のソロもかっこいい。
【根羽ヨーグルト】
製造者は、ネバーランド株式会社。根羽とネバーとかけたのでしょうか。アイスクリームや、豆腐などもこの会社の製造です。