安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

デヴィッド・ヘイゼルタイン PERAMBULATION

2013-02-17 14:05:35 | ピアノ

先週の日曜日のお昼ごろ、松本市の中町付近をプラプラと歩いていると、「らーめん札幌」という名前が目に飛び込んできました。札幌は、今はない中劇という映画館の建物の一画(中劇横丁)にあったお店で、高校生の時から、たまに入っていました。映画館の取り壊しに伴い、現地に移転開業したものです。「札幌」という名前ですが、僕はいつも醤油ラーメン(450円)で、あっさりめの味の細麺を美味しくいただいていました。今日も醤油です。逍遥、歩き回るといったタイトルです。

DAVID HAZELTINE (デヴィッド・ヘイゼルタイン)
PERAMBULATION (Criss Cross Jazz 2005年録音)

 Perambulation

ヘイゼルタイン(p)については、エリック・アレキザンダー(ts)やグラント・スチュワート(ts)と共演をしているので関心を持ったのですが、日本のヴィーナス・レーベルからもリーダー作が出ていることもあり、なじみのある名前になりました。ヘイゼルタインの演奏を聴くと、シダー・ウォルトンの後継者といってもおかしくないと密かに考えています。

メンバーは、デヴィッド・ヘイゼルタイン(p)、ピーター・ワシントン(b)、ジョー・ファンズワース(ds)。ピーター・ワシントンは、トミー・フラナガン(p)やベニー・グリーン(p)との共演歴があり、ジョー・ファンズワースは、ハロルド・メイバーン(p)との共演歴があるなど、3人ともモダン・ジャズのメインストリームをいっているミュージシャンです。

曲目は、ヘイゼルタインのオリジナルが3曲で、「Perambulation」、「This is for Seamus」、「P.S. We Love You」、スタンダードの「Wonder Why」、「Old Folks」、「Love For Sale」、「Lush Life」、「Angel Eyes」、それにバディ・モンゴメリーが、デヴィッド・ニューマン(ts)のために書いた「Blues For David」の全9曲。「Love For Sale」や「Angel Eyes」では、テンポにかなりの緩急をつけるなど、意表をつく編曲も施されていて面白い。

バップ風のテーマの「Perambulation」は、推進力のあるリズムの上に、ヘイゼルタインの小気味いいソロ・フレーズがのっかった演奏で、ファンズワース(ds)とのやりとりも躍動感があります。「This is for Seamus」は、ベースのパターンで始まるテーマに続く、ピアノ・ソロでは4ビートの気持ちいいプレイが聴けます。ワシントン(b)のランニング・ベース、そしてソロが歌っています。また、バラード「Old Folks」では、ヘイゼルタインのソロ・ラインが抒情的で、なかなかの好アルバム。

【らーめん札幌】
 住所:松本市中央2-9-11
 電話:0263-33-2457
 営業:12:00~14:30 18:00~23:00 定休日:水曜 

    Ramensapporomatumoto20130210

【亀の泉】
らーめん札幌のすぐそばにある泉です。
松本市内には、湧水が数多くありますが、これは藤森病院の敷地内から湧いています。  

    Kamenoizumi20130210