虎太郎君を春野に連れて行った。
火を使う 刃物を使う 足元の悪いところを歩く 日向と日陰の温度差を知る
その他いろいろその場で教えることにした。
到着してすぐにシチリンに火を起こす役目を与えた。
チャッカマンで火を着けたはいいが煙には参ったようだ。
昼食時にも煙から遠ざかって座っていた。
ナイフやノコギリを使ったあとチェーンソーを見せた。
その圧倒的な力に感激していた。
しきりと「ここに家を建てて」とせがむ。
妻は「虎太郎君が働いて建てなさい」と言うと
「うん。ボクと弟が働いて建てる」と模範解答をした。
猪の造った獣道を通って川まで辿り着いた。
ここでも「家を造る」と言って竹の葉を集めて外壁にしていた。
彼のいう家とは「ただそこに囲いがあればいい」と分かった。
女は現実的であり子供は模範解答を知っている。
男は隠れ家が欲しくて、いつまでも子供だ。
「体力勝負」が山の原則だと知ったと思う。
火を使う 刃物を使う 足元の悪いところを歩く 日向と日陰の温度差を知る
その他いろいろその場で教えることにした。
到着してすぐにシチリンに火を起こす役目を与えた。
チャッカマンで火を着けたはいいが煙には参ったようだ。
昼食時にも煙から遠ざかって座っていた。
ナイフやノコギリを使ったあとチェーンソーを見せた。
その圧倒的な力に感激していた。
しきりと「ここに家を建てて」とせがむ。
妻は「虎太郎君が働いて建てなさい」と言うと
「うん。ボクと弟が働いて建てる」と模範解答をした。
猪の造った獣道を通って川まで辿り着いた。
ここでも「家を造る」と言って竹の葉を集めて外壁にしていた。
彼のいう家とは「ただそこに囲いがあればいい」と分かった。
女は現実的であり子供は模範解答を知っている。
男は隠れ家が欲しくて、いつまでも子供だ。
「体力勝負」が山の原則だと知ったと思う。