家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

虎太郎君を春野へ

2009-02-22 09:12:14 | Weblog
虎太郎君を春野に連れて行った。

火を使う 刃物を使う 足元の悪いところを歩く 日向と日陰の温度差を知る
その他いろいろその場で教えることにした。

到着してすぐにシチリンに火を起こす役目を与えた。

チャッカマンで火を着けたはいいが煙には参ったようだ。

昼食時にも煙から遠ざかって座っていた。

ナイフやノコギリを使ったあとチェーンソーを見せた。

その圧倒的な力に感激していた。

しきりと「ここに家を建てて」とせがむ。

妻は「虎太郎君が働いて建てなさい」と言うと

「うん。ボクと弟が働いて建てる」と模範解答をした。

猪の造った獣道を通って川まで辿り着いた。

ここでも「家を造る」と言って竹の葉を集めて外壁にしていた。

彼のいう家とは「ただそこに囲いがあればいい」と分かった。

女は現実的であり子供は模範解答を知っている。

男は隠れ家が欲しくて、いつまでも子供だ。

「体力勝負」が山の原則だと知ったと思う。