家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

歌手のカラオケ

2009-02-28 08:58:58 | Weblog
知人の店にプロの歌手が来た。

お迎えに行くのが私の役目だった。

役目を終えて夕食をご馳走になり帰ろうとすると

「歌を聴いて行って」と言われた。

カラオケの設備で歌ってくれた。

うん。さすがに文句なしにうまい。

声がいい。音程がいい。適度な節が心地よい。

自然に動き始める身体もステージ慣れしている。

歌い終るとカラオケの機械が点数をつける。

思ったほど点数は高くない。

何曲歌っても上がらない。

聴き手は心地よく「うまいな~」と思うのに機械は違う。

ここに何かいろいろに通じるものがあるように感じた。

点数で機械的な採点をする試験。

数字を上げるための詐欺まがいの行為。

多く稼げばシアワセだと考える人々。

私は自分の耳を信じる。

数字が低くても「うまいものはうまい」。