家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

友人は作曲家

2012-09-19 07:08:29 | Weblog
第16回 信愛コンティヌオを観にいってきた。

浜松学芸高等学校芸術科(音楽)職員による演奏会だ。

第一部の終わりに鳥山妙子さん作曲の作品集が演奏された。

「こどものうた」と「音楽劇”銀河鉄道の夜”」より

NHK番組の「こどものうた」を思い出させる楽しくて夢のある曲だ。

解説によれば彼女自身が子育てをしている時期に作ったものもあるらしい。

毎日毎日が子育てを実践している日々に出来た曲なので、それは説得力のあるものに仕上がっている。

子育ての疲れとか不安とか不満とか子育ての副産物は微塵も感じさせない。

またそれらを聞いて育った彼女の子供達が立派に育ったことを知っている者として「この親だからこの子たちなんだね」と才能溢れるご家族を思いながら聴いた。

「こどものうた」といっても立派とも豪華ともいえる伴奏があって一層素晴らしさを感じた。

子供達も受け入れるが決して子供っぽくはない。

作曲家としての腕を見せつけられた感覚だ。

鳥山さんと同じ世代を生きた私たちにも、そろそろ老化が始まってきた。

だが彼女の曲は生まれてきた子供たち何世代にもわたって聴かれることになる。

たぶん、どの世代にも楽しく夢を湧かせてくれることになるであろう。

またゲーム音楽のような電子音で育つ今の子供達には、是非とも聞かせたい音楽でもある。

作曲家という職業を少し羨ましく感じた。

ピアノ2台にサクソフォンと3人のソリストの作り出す優雅な作品集であった。

この曲のCDを買って我が子供達の未来に生まれてくる子供(つまり孫)に聞かせたいと思った。

途中で歌詞とメロディーの調和に思わず涙がにじんだことは彼女に黙っておくことにする。