家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

シイタケの棚

2012-09-27 07:19:59 | Weblog
北遠椎茸株式会社でシイタケ菌1000個を購入したのが今年の1月6日。

翌日に、その菌をコナラのホダ木に打ち込んだ。

その後ホダ木を積み重ね、その上から枝やら葉を掛けて養生させた。

先日その覆いを外した。

Y爺さんが見て「おお。良さそうだ」と言った。

Y爺さん自身も今年シイタケ菌を打ったホダ木を寝かしてあり時々様子を見ては私に報告してくれていた。

菌がホダ木全体に充満するというか蔓延するというか、それがほどよい状態になるのを見守っていたわけだ。

ホダ木を立てかけるための棚を作った。

と言っても、やはりY爺さんの独り舞台だった。

私が春野に到着した時には3割程度作業は進んでいた。

大急ぎで着替えて地下足袋を履き走って現場に到着した。

Y爺さんはカケヤで杭を打っていた。

私と違って「上手」。

杭は地面に真っ直ぐに刺さり、いとも簡単に深く入っていく。

カキーン パキーン ガツン ゴク

音と共に杭は揺るぎのないものになっていく。

1本より2本、2本より3本。

さらに針金で固定すると堅固にして簡素な建造物となった。

そこにホダ木を太い順に立てかけていく。

寝かせておいたホダ木は、お互いにくっついてしまっている物もあった。

シイタケ菌を打ったホダ木は全て並び終えて、ナメコの菌を打った物は枕を敷いて地面に寝かせた。

これで作業は終わりだ。

「あとは収穫を待つだけです」とY爺さん。

「そうですね。肥料など撒く必要ないですもんね」と私。

笑顔の会話で暑くも寒くもない午前の作業が終了した。

昼食には、まだ少し時間がある。