家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

台風17号の被害

2012-10-03 07:07:54 | Weblog
新東名の清水パーキングでトイレ休憩をしたあと本線に向けて走り始めた。

駐車場内で「台風が来るっちゅうに」と半ば呆れ顔で私に言うオヤジ。

ナンバーを見てもらえば地元に向けて走っているくらいの想像はつくはずだ。

モーガンは車体の構成に木材を使っている。

それが雨に濡れるのだから良いはずがない。

でもそれは台風の被害とは関係がない。

雨戸を締めあらゆる窓を締め切り外に出してある物のうち飛んでしまいそうな物は物置に入れた。

地震のように揺れる我が家の中で小さくなっていた。

でもビールは飲んだ。

停電の準備はテーブルの上に懐中電灯を置いただけ。

先の停電で、どこに何があるのかは分かっているから。

ところが停電は起きなかった。

翌朝水鉢の上に置いてあった金網が落ちオリーブの植木鉢が倒れていた。

朝顔その他の植物の葉っぱが枯れたようになっているのは、どこも同じだ。

自宅はそれだけ。

春野を見に行った。

「何ともないや」と思っていると1本コナラの木が倒れていることに気がついた。

木の下に穴があいている。

「これは,この木が小さい時に鹿に表皮を食べられたからこうなっているのだよ」と教わった。

風で大きく揺れると、この穴の部分の強度が不足して、やはり耐えられなくなってしまうのだろう。

道路に落下することはないようだ。

倒れているのを利用して先端から切っていく。

15分で切り終えた。

チェーンソーの準備と片付けのほうが手間取る。

切り終えた木片は棚に並べて薪という名前の物質に変化させた。

このところ薪は十分に足りているので少し細いものは放置という形の贅沢をする。

雨の害も風の害も、その倒木以外に見当たらなかった。

道路に散乱している杉の葉や枝はエンジン式の送風機で吹き飛ばした。

気田川の水が泥のような色をしているが水量は大したことがないから奥に降った雨は少なかったのだろう。

浅い濁流を見ながら帰路についた。