家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

炭焼き

2009-02-12 08:45:07 | Weblog
先日の花の香楽会で知り合った人物が炭焼きをしていて窯出しをするというので行って来た。

到着したときには既に出し終わっていた。

さらに次の炭焼きの準備も整っていた。

だが、その着火の瞬間は見ることが出来た。

せっかくだからと妻と近所を散歩してみた。

道の奥は行き止まりになっていて、灌漑用の池があった。

道下の農地で作業していたおばあちゃんに声をかけた。

「いいろころですね」

おばあちゃんは手を休め腰を伸ばして笑顔になった。

「どこからおいでなすった?白菜をもらって」

今畑になっている白菜を鍬で切り葉を数枚落として持たせてくれた。

「よかった。もらってくれて」とくれた人が喜んだ。

両手に白菜を抱えて戻ると知人がチンゲンサイ シュンギク 水仙もくれた。

出来上がったばかりの竹炭も持って行けと言ってくれたが車のトランクが一杯で入らなかった。

そら君

2009-02-11 08:30:04 | Weblog
空と書いてソラと読ませる。

当たり前なのだが、それが犬の名前だとなるとちょっと洒落ている。

そら君は春野で仲良しのY爺さんが飼い始めた柴犬だ。

このあいだ初対面を済ませた。

「ゥワン」と吠えてY爺さんの後に隠れたが私は背中を見せて近づき手の匂いを嗅がせれば、すぐに私が犬に危害を加える人物ではないと感じ取ってくれる。

頭を撫でて「誉めて誉めて誉める」

どう誉めたかと言えば

「お前はいい子だ」「お前は偉い」「お前は良い所にもらわれてきたぞ」と少し飼い主も誉めておく。

これを私は「犬ナンパ術」と呼んでいる。

すると今度はお返しに私の身体に前足を掛ける 顔を舐める 唇を奪う 耳を噛む 髪の毛を噛む。

Y爺さんが恐縮してしまって「これ!これ!」とヒモを引っ張る。

「いいんですよ。大好きなんですから」と言って好きにさせる。

するともう私が帰ろうとすると帰してくれないほどの友達になっている。

そら君は私よりずいぶん春野の後輩にあたる。

だがそこは犬だから私よりずいぶんいろんなことを毎日学習しているだろう。

ひょっとしたら来年あたりはもう私が後輩になっているかもしれない。


釧路湿原散策ガイド&湿原川下り はなしのぶ

2009-02-10 08:56:39 | Weblog

釧路にいる妻の従兄弟が釧路湿原のガイドを専業とするようになったと連絡が入った。

 

妻と私が釧路に行ったのは2006年の10月12日(木)だった。

 

彼にガイドしてもらってイチバン感激したのはシャケの遡上。

 

こんなに細くて浅い川に上って来るのかい、と思えるほど小さな川だった。

 

彼が言うように「誰も知らない穴場」に連れて行ってもらったのだ。

 

橋の上から静かに川の中を見てその凄まじい光景に息を呑んだ。

 

「お前は、こんなに一所懸命生きているのか」

 

シャケから発せられたように感じた。

 

愚直なまでの子孫を残すことへの執念。

 

だれに教えられなくても、どんな本を読まなくても見れば身体が反応する。

 

遊びにかける金は削るべきだ。

 

だが勉強にかける金は何としてでも出さなければ。

 

「不況の今人生を真剣に見つめた人がシアワセをつかむ」

 

そう思うのは私だけではないと思う。

 

遊びのツアーではなく人生を教わったツアーにもう一回出たい。

 

 


花の香楽会第三楽章

2009-02-09 09:19:56 | Weblog
古民家に宿泊して語りあかし翌朝酒造りを体験するというものに参加してきた。

古民家にあこがれがあり酒好きな私には、まさにピッタリの企画だ。

古民家は鷲山恭彦氏(東京学芸大学学長)の所有するもので外観や間取りはそのままにして中は生活しやすいように改善されている。

これぞ私の望んでいたベストな古民家だと感じた。

五右衛門風呂も、ちゃんと入れるようになっている。

薪を使って涌かすのを手伝わせてもらったが、話に夢中になってしまって、とうとう入る機会を失ってしまったのが残念だ。

1時まで会話を楽しみ4時半起床で酒蔵(開運の土井酒造)に行った。

米が蒸され、それを冷ましてからタンクに入れる。

その作業を手伝った。

タンク内に米が沈殿しないように櫂棒で攪拌することもやらせてもらった。

なかなかきつい作業であった。

機械化されて楽になった作業もあるが基本的には職人の手による丁寧な作業が要求されるものばかりだと実感した。

さて今回もいろいろな人物との出会いがあった。

各々個性的で楽しい人ばかりだった。

ただそれぞれの人とじっくり話が出来なかったことが残念でならない。

3月22日には今回仕込まれた酒(花の香)が蔵出しになり最終楽章となる。
話し足りなかった残念と五右衛門風呂に入れなかった残念を背負って、ぜひ参加したいと思っている。


どっさりもらった

2009-02-07 09:07:56 | Weblog
知人が工務店廃業に伴って不要になった物をくれるという。

そんな話を、この私が見逃すわけがない。

早速行って来た。

ロープ ブルーシート ヤスリ 安全帯 モンキー パイプレンチ エアーツール3種類 墨壺 ハサミ アルミハシゴ 木のハシゴ などなど。

近々購入予定だった物から有れば便利な物また飾っておきたい物などだ。

廃棄物用コンテナの中からオートバイのガソリンタンクも探し出した。

ヤマハSR400用とカワサキW4用の物。

これらは私には不必要だが捨ててしまうには惜しい。

知り合いのオートバイ屋に持っていった。

オートバイ屋は喜び私も嬉しく廃棄しようとした知人も助かったと安堵した。

知人はこれらを有料で捨てようとしていた。

私はこれらを無料でもらい受けて、物を再び活用できる場に出した。

それらの物たちからも感謝の声が聞こえるようだ。


老人の証明

2009-02-04 11:29:01 | Weblog
先日ショッピングモール内のトイレに入った。

入り口に入ってすぐにチャックを下ろした自分に気がついた。

便器までは、まだ数歩ある。

別に焦ってするほど切羽詰っていたわけではない。

「オレ 年食ったな」と実感しながら放尿した。

トイレに入り早々とチャックを下ろす老人を何度も見ているので、もうその兆候が出てきたと思うと恐くなった。

そこへ知り合いが入ってきた。

2こと3こと喋って私が先にトイレを後にした。

モール内の喫茶店でコーヒーを飲んでいたら、先ほどの知り合いもコーヒーを飲みに入ってきた。

「さっき、あなたが出て行った後すぐに人が入ってきたでしょ」と知人は言う。

「ええ。すれ違いました」と答えた。

「オレさあ。その人が、あなただと思ったのよ。で、確かめもせずに残尿感?て言っちゃった」と告白した。

「あはははは」と私は笑ったが知人はツクヅク年食ったなと感じているのだった。

知人は私より一回り以上も年配だ。

二人で楽しくコーヒーを飲んだが、それぞれの心配については、それ以上話さなかった。

温泉マーク

2009-02-03 09:05:50 | Weblog
春野の山の中にある境界を見つけた。

購入するときに確認したはずだが、当時は、あまりにも多くのことが一度に起きたため、この境界は記憶から飛んでいた。

二足歩行が困難な急坂を這い上がりズルズルと足を滑らせながらやっとの思いで登ってきて見つけた。

「こんなところにも杭が打ち込まれている」とあらためて感心した。

また「境木」といわれる木にもマークが付けられている。

大の文字は前オーナーのマークだ。

その上にある意味不明のマークは、たぶんその前のオーナー。

私のマークも考えなくてはいけない。

小山という文字を縦に並べて、それをユラユラさせると温泉マーク。

これは分かり易い。

だがまだ家族の誰からも同意を得ていない。

肥後守

2009-02-02 08:46:04 | Weblog
「ひごのかみ」と読む。

私より年上の人たちは馴染みがあろうかと思う。

主に鉛筆を削るのに使用した。

その後ボンナイフに替わり鉛筆削り器になっていった。

私の世代でも筆箱の中にお兄さんの肥後守を入れていた人もあった。

その肥後守をネットで入手した。

普通の物と見たこともなかった巨大な肥後守。

これは当然鉛筆削り用ではなく竹や木の細工用。