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団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

飛行船

2010年06月08日 | エネルギー 環境

  第3900回で飛行機のような燃費の悪い乗り物なんかやめて鉄道や船でのんびりとやりませんかと書きましたが、空には飛行船という優雅な乗り物があります。飛行機のようなスピードはありませんが空からの遊覧には向いているのじゃないでしょうか。飛行機を止めて飛行船にすればジェット機のように燃料も要らないでしょうしノンビリとした空の旅も楽しめそうです。
  と思っていたら、その飛行船の会社がピンチのようです。

 株式会社帝国データバンクより 2010/05/31

飛行船「ツェッペリンNT号」運航株式会社日本飛行船事業停止、自己破産申請へ負債95500万円

TDB企業コード:401182061

「東京」 (株)日本飛行船(資本金442625000円、中央区明石町8-1、代表渡邊裕之氏、従業員40名)は、531日までに事後処理を谷田哲哉弁護士(東京都中央区銀座6-12-13、電話03-5537-5118)ほか1名に一任し、事業を停止した。今後、自己破産を前提とした債務整理を進める意向。

 当社は2002年(平成14年)3月に万国博覧会「愛・地球博」(20053月開催)のPRやその後の飛行船を利用した広告宣伝業などを目的として設立。20036月には約10億円を投じて「ツェッペリンNT号」を購入し、同年9月には日本郵船の連結子会社となった。200412月には埼玉県桶川市に運航基地を設置、20051月から飛行船運航を開始し、以後、全国各地で愛・地球博のPR活動などを行い、20063月期にはその他広告収入なども含め年収入高約36100万円をあげていた。 

 2007年には国土交通省から航空運送事業許可を受けて、初の遊覧飛行を開始(離発着場は桶川市)したが、維持費などの諸経費が嵩み創業以来、赤字決算が続き債務超過状態となっていた。2007年には日本郵船が保有する全株式が都内の海運会社に売却されたほか、ツェッペリンNT号も同社に売却。2009年には都内の内装工事業者が新たに出資して筆頭株主になるなど、資本環境がめまぐるしく変化していた。

  未だ時期が早過ぎたのでしょうね。いずれ飛行機から飛行船へと転換される時が来ると思うし、来るべきである。
  この辺りは、太陽光発電や電気自動車にも言える事ですが、石油が本当に無くなってエネルギー危機が目の前来るまではコストがかかり過ぎてなかなか受け入れられずに大幅な普及が難しい。本当に石油が無くなったときにこれらが生き残っていれば良いのですが、それまでにこの飛行船のように潰されてしまう恐れが大きい。
  ここはやはり政治の力で未来を考える必要があるのかもしれません。

できるでしょうか!