第3608回で取り上げたエコキュートと太陽風呂を合体したエコキュート・ソーラーヒート | 矢崎グループの太陽熱利用機器ができましたが、余り話題になっていないようです。果たして売れているのでしょうか。そんなことを思っていたら、今度はガスとの合体が開発されたようです。
環境メディアより 2010/06/25
東京ガスとエネルギーアドバンス、太陽熱を活用する業務用冷暖房システムを発売
東京ガスとエネルギーアドバンスは6月22日、太陽熱を利用して冷暖房を行う業務用ソーラークーリングシステムを8月から東京ガス管内のビル、学校、病院などの顧客向けに販売すると発表した。[栗田昌宜]
東京ガスと同社100%出資子会社のエネルギーアドバンスは6月22日、太陽熱を利用して冷暖房を行う業務用ソーラークーリングシステムを8月から東京ガス管内のビル、学校、病院などの顧客向けに販売すると発表した。
同システムは、太陽熱集熱器で集めた太陽熱を、夏期はソーラー吸収冷温水機を用いて冷房に、冬期は暖房熱交換器で暖房にそれぞれ利用するもの。高い温度の太陽熱を効率良く集められる真空ガラス管形の太陽熱集熱器と独自開発の制御盤をソーラー吸収冷温水機と組み合わせるとともに、放熱ロスの要因となる蓄熱タンクを使用しない独自のシステム構造とした。これらにより、冷暖房に必要なエネルギーの約20%を太陽熱で賄うことができ、太陽熱を利用しない従来のガス空調システムに比べて、延床面積4000平方メートル(3~4階建てに相当)のビルの場合で、冷暖房に使われる年間の一次エネルギー消費量を約24%、CO2排出量を約21%(約34トン)削減できるという。…以下略
これは面白くなってきたのかもしれません。オール電化など電気の攻勢にガスも生き残りをかけて必死の防戦です。しかし、こうやって、電気とガスが太陽熱を取り入れる機器を開発することによって安価で効率的な太陽熱の利用が進展することは良いことだと思います。
我が家の太陽風呂は、30年近くも黙って働いてくれ、我が家の家計にとっては一番の貢献者です。太陽光発電もありがたいですが効率とか採算で言えば太陽風呂の方が上のような気がします。この太陽熱を利用しない手はありません。各家庭がこんな機器を取り付ければ省エネの効果は相当なものがありそうです。子供手当てよりこちらにまわしてもらった方が役に立つのじゃないでしょうか。
全ては太陽のお陰!