団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

30年先も必要な存在に

2010年06月01日 | 自転車・公共交通

  JR四国の社長が変わると言う事で次期社長の記者会見での発言があったそうですが、その発言にちょっと寂しいものを感じたのはわたしだけでしょうか。

  5月26日読売新聞香川版より

  「30年先も必要な存在に」

  JR四国の次期社長に内定した泉雅文専務(58)が25日、高松市浜ノ町の同本社で記者会見し、「鉄道に求められているのは安全とスピード。20年先、30年先も必要と思われる存在になりたい」などと抱負を述べた。…中略

  高速道路の土日・祝日料金割引や景気悪化による減収に関し、現状の財務状況を「黄信号」と例え、「引き続き国に窮状を訴えていく」などと話した。…以下略

  「30年先も必要な存在に」とはこれから自動車から公共交通への転換を目指すべきJRにしては余りにも情けない目標です。ということは、それだけ現状が厳しいと言う事の現われだと言えそうです。
  つまりは、政府が高速道路の土日・祭日割引や無料などと未だに車主体の交通しか頭にないことが原因です。
  政府として、将来は車社会からJRなど公共交通を主体とした交通体系への移行を明確に打ち出すということができていないのがその原因である事は間違いないでしょう。
  どう考えても、日本の将来は石油を主体としたエネルギー大量消費から脱却しなければならないことは明らかでしょう。そうであるなら、一日も早く、次の体制に対する準備を始めるべきである。
  そんな単純な方向さえ打ち出すことができないから、JRの社長にこんな情けない話をさせなければならいことになるのです。
  しかしながら最近の民主党政府を見ていると、そんなことどころか日本の国自体がなくなりそうな恐怖を覚えます。

どうなることやら!