最近、世界平和を実現するのは日本が力をつけて日本の天皇と公民の権威と権力の分離のやり方を世界に広めるしかないのじゃないかと考えるようになりました。しかしながら、それには今の国民ではなく戦前の日本人の精神でなければダメでしょう。
この荒唐無稽とも言われそうな考え方が考えられていた時があるようです。ねずさんが紹介してくれています。
ねずさんの ひとりごとより 2013.08.30 Fri
・・・略
ところで、実は明治の頃、新渡戸稲造の「武士道」以上の世界的な大ベストセラーになった本があります。
それが今日ご紹介する、桜井忠温(さくらいただよし)著「肉弾」です。
ずいぶんと物騒な名前の本ですが、出版されたのが明治39(1906)年のことで、本の題材は日露戦争の旅順要塞攻城戦のことを書いた本です。…中略
なぜ日本が勁いのか。その理由が「ミカド」にあることを、この本を通じて世界の多くの人が知ったのです。
ミカドは、政治権力者ではありません。
ミカドは、政治権力者の上位におわす存在です。
そして民衆がそのミカドの民となることによって、民衆は政治権力者の私有物とならない、つまり自由を手に入れているのです。
そしてその自由が、ただの放縦とならないのは、民衆の間に、そのミカドに対する感謝の心があるから。
日本では、浄土宗であれ禅宗であれ、法華宗であれ、明治以降解禁されたキリスト教であれ、さまざまな宗教への信仰の自由が認められているにも関わらず、宗教上の対立が、民族や宗派ごとの戦乱の理由になりません。
なぜなら、信仰とは別に、そうした信仰の自由さえも与えてくれているミカドへの感謝の思いがあるからです。
だから、大正10(1921)年3月には、アラビア、インド、エジプト、トルコのイスラム教徒がメッカでイスラム教徒世界代表者会議の席上において、日本のミカドを盟主と仰ごうと決議までしています。
あいにく日本には、そこまでの国力はないからと、この申し出を丁重にお断りしていますが、当時のイスラムの人々は、宗教を超える人智があるということを、当時、はっきりと知ったできごとでした。…中略
世界には、いわゆる反日国というのが4つあります。
ひとつは支那、ひとつは韓国、ひとつは北朝鮮です。
では、4つめの国はどこでしょう。
日本です。
おかしな話です。
日本に生まれ育ち、日本の民として、上下の支配や隷属、私物化されるという悲哀を味わずに済み、言論その他の自由を享受し、飢えや暴力による苦しみや悲しみを得ずに生きて行けるという幸せを享受していながら、そのことへの感謝の気持ちをもてない。
哀れなものです。
何と世界の火薬庫のイスラムの世界がこんな凄いことを考えていたとは驚きです。もし実現していたら今の中東の紛争は無くなっていたのかもしれません。というか、やはり今からでもこの考え方で紛争を解決するしかないのじゃないでしょうか。
そう考えると、本当に日本は凄い国だったんですね。もちろん今の日本人じゃダメでしょうから、戦後GHQにより破壊された精神と仕組みをもう一度取り戻し、世界平和に貢献したいものです。
それにしてもこんな凄い国に生まれいながら4っつ目の反日国を信じている人たちって本当にかわいそうですね。目を覚ませば良いのに。勿体ないことです。