このところ馬渕さんの歯に衣を着せない、ズバ リの発言を楽しみにして います。特に、グローバリズムの終焉説には全面敵に賛成です。
金融業界などによるグローバリズムに踊らされてきた世界が、とうとうどうにもならなくなって来て、多くの人が気がつい てき たというのが、今の状況じゃないでしょうか。
これで、マネーゲームを終わらすことができれば、世界は治まってくるのじゃないかと思います。
日本は、特に、中韓との未来永劫の国交断絶まで漕ぎ着ければ未来はバラ色になるのじゃないでしょうか。
何時もの宮崎さんが、フランス左翼学者の反グローバリズムの本を紹介してくれています。左翼も気がついてきたというこ とで しょうか。
宮 崎正 弘の国際ニュース・早読み (フランスの左翼学者が声高に「反グローバリズム宣言」
宮崎正弘の国際 ニュー ス・ 早読みより 平成28年(2016)9月30日(金曜日) 通算第5044号
書評
フランスの左翼学者が声高に「反グローバリズム宣言」
中国の未来は絶望のシナリオ以外考えられないが、ロシアは楽観
エ マニエル・トッド『問題は英国ではない、EUなのだ』(文春新書)
一部に衝撃的な主張が含まれ、EUの崩壊を預言している。
というより本書は高らかに歌い上げた「反グローバリズム」宣言であり、この論理に従えば、次の米国大統領はトランプに なる のが必然の流れとなる。(ただしトッドは、その預言は避けている)。
トッドといえば、嘗てソ連の崩壊を預言した。
ソ連が崩壊すると日本でも丹羽春喜氏や那須聖氏らが預言していたが、誰も信じなかった。丹羽氏は経済的疲労が軍事出費に 耐え られなくなるからだとし、那須氏はイデオロギー的行き詰まりを理由にあげた。
ところがトッドは、人口動態の激変とイスラム人口の爆発、家族制度からソ連は持たなくなるとしていた。だからソ連が分 裂 し、新生ロシアは、まったくそれらの桎梏から解放されたので、未来は楽天的打倒いうのだ。
中国は西側企業が「安い労働力」に着目して工場をあちこちに作り輸出主導で、人工的一時的繁栄をなしたが、創造性に乏 し く、内需拡大も企業効率化もなく、矛盾をすり替えるために「一世紀後れのナショナリズム」に逃げ込んでいる。「だから危険」 なのであり、中国の近未来に最良のシナリオなぞ考えられないとする。
そんなことより、本書の肯綮は「反グローバリズム」である。
「ネオリベラリズムはそれ自体が反国家の思想であるだけでなく、国家についての思考を著しく衰退させ」、「社会科学と 歴史 的考察を荒廃させ」たのである。
したがってフリードマンも、スティグリッツもクルーグマンも、「経済」だけで問題を論じているのは「知の荒廃」である と断 言する。
日本も例外でないけれど「急速なグローバリゼーションに対する疲れ」がでてきたと、鋭い観察がなされている。
トッドのような左翼知識人でも、ナショナルな要素が基底にあって、ドイツを批判し、サウジの危険性を説き、日本の防衛 力強 化を急げとするあたり、旧来の左翼主義を克服している。
馬渕さんも言われているように、グローバリゼーションは共産党の工作でもあるので、左翼の有名人が、こういう本を出 すこ とは意義がありますね。
これで、共産主義に犯されている人達が目を覚ましてくれれば良いですね。と言うか、日本の反日売国左翼が一人でも目 を覚 ましてもらいたいものです。
しかしながら、世界の左翼と違って、愛国心のない日本の反日売国左翼が目を覚ますのは無理なのかもしれません。やは り、一 気に撲滅するしかなさそうです。そうなれば、日本の未来は明るい。