世界を変えてくれることを期待するイーロン・マスクを米政府が心配しているようです。
ニセ大統領(バイデン)政府にとってはどうあっても叩き潰したい脅威でしょう。
宮崎さんが読者の声で何時もの在米のKM生さんの報告を取り上げてくれています。イーロン・マスクは本物なのでしょうか。余りにも構想が大きいので理解が出来ないものがあります。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022)11月6日(日曜日) 通巻第7513号
(読者の声2)
「イーロン・マスク氏の影響が拡大するに、米政府は杞憂」と言う論文がワシントン・ポスト紙(ベゾス氏所有の左派新聞)10月22日に載った。軍部を含 め、米政府全てが「杞憂」つまり嫌っている、と高名な政府内部に詳しい記者は報告した。この記事は軍の報道誌にも掲載された。
https://www.stripes.com/theaters/us/2022-10-22/elon-musk-expands-reach-washington-worries-7775732.html
(以下の瞬間自動翻訳は誰でもタダで使える。かなり優秀。)
https://translate.google.com/?hl=ja
世界の中央銀行が最近、金を大量に買い込んでいる。単にインフレ対策、投機の目的ではないようだ。自国の通貨に不安を覚え、とりあえず、安全な「もの」に替えておこう。
戦後、金本位制によって、以後ドル基軸通貨制によって、75年間、ほぼ安定した世界が、崩れようとしている、という予想が多く見られる。
ハイパー・インフレ対策をすべし、という論者の予想も出る。確かにロシアの資源が遮断された結果、エネルギー・食料などは、「供給不足によるインフレ」になる。
先進国の通貨が、日本の円や英国ポンドの真似をして、乱高下を始め、「通貨の信用」が疑われ、その変換率が急激になり、ヘッジ(予防対策)が効かなくなる、ゼロ・ヘッジの時代が来るらしい。
巨大な軍事力に依って担保されてきたドル基軸制度は米国に不当な便宜を与えてきたが、これに対抗する暗号通貨、ビットコインなどが発明され、無政府主義の人民同士の通貨の使用が始まった。
同じ頃、マスク氏は従来の銀行・クレジットカードを超えて、「XCOM」という企業を始め、これが以後PayPalという会社になった。
https://en.wikipedia.org/wiki/X.com
この社名を氏は2017年に「単なる懐古的感傷」と、ことわって買い戻している。これらの氏の経緯・來る金融・通貨危機を総合してみると、新ツイッター社の進路が予想される。
つまり「全世界で直接人民同士で利用される安全で高速な低コストの通貨の発行、運用の仕組み」であるらしい。ビットコインが出来なかった普及・拡大をツイッターに乗せて拡散する。
英ポンドから米ドルに移り、次に「X」が世界の基軸通貨、を目指している、らしい。手数料が微小でも世界的な運用となると莫大な額になる、と、考えると 6・6兆円の買い物は安かったのかも。更に、スターリンクの衛星ネット通信を組み合わせると、地上の政府はいくら「杞憂」してもなす術もなく、鬼に金棒と なる。
これを運営するスペースX社、ツイッター社、両社とも株式を公開しておらず、私有である。
これで火星移民20年計画の費用に充てるのかも知れない。米資本主義帝国の次の世界覇権を握る者は、マスク個人という未来も予測される。
火星国家では、「直接民主主義」を採用すると言っているのでマスク家の独裁にはならないらしい。
事実は小説より奇なり、の現実が現れてきて、面白い世の中になってきたが、当然、この現実を杞憂する大きな力学が働き、戦争なども引き出される。
2020年のイカサマ選挙、武漢菌騒動、金融危機、言論封鎖などは世界の大転換の予兆に過ぎなかったらしい。(日本の官民の指導者は、支那・ロシア・イランに擦り寄り、国家の存亡を賭けている様だが、極めて危険な「丁でも半でも負ける」判断である。) (在米のKM生)
(宮崎正弘のコメント)左翼活動家は一転してツィッター妨害に転じ、企業に圧力をかけて広告出稿を取りやめるよう猛烈なキャンペーン。ファイザーなど大手数社がすでに一時的広告取りやめの由。
「かれら」はプロであり、執念深く、また執拗ですから、マスク氏も前途多難の闘いになります。
何とか潰されずに世界を気違い左翼から救って欲しいものです。世界を救う英雄となるのでしょうか。
兎に角、Twitterの今後に期待したい。