習皇帝と優柔不断総理の会談に何の意味があるのかと思ってましたが、宮崎さんは成果ゼロと書いてくれています。
やはり、この会談はやるべきじゃなかったのは明らかです。何の目的があってこんな会談をしたのでしょうか。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022)11月18日(金曜日) 通巻第7527号
三年ぶりの日中首脳会談の成果ゼロ、コロナゼロも成果ゼロ
台湾侵攻懸念に『内政干渉だ』と習近平は開き直った
10月17日、バンコックで開催されるAPEC首脳会議に先立ち、バリ島のG20からタイへ移動した岸田首相と習近平との面談が三年ぶりに行われた。わずか45分、通訳が入るから正味20分で、会談は平行線のまま終わった。
綺麗事の挨拶のあと、まずは「建設的で安定的な関係構築」が謳われ、核兵器使用に反対だとか寝言が続いた。反対なら中国は核兵器を廃棄せよと言うべきだろう。
問題は岸田首相が「尖閣や台湾海峡の平和と安定の重要性を言うと、『内政干渉だ』と取り合わず、傲慢に開き直った。
同日、米国では統合議長ミラー将軍が、中国軍の台湾侵攻シナリオについて、やや懐疑的な見解を述べた。
ミリー議長は「台湾侵攻は政治的にも戦略的にも『間違い』だ」と指摘し、「そもそも 中国軍は 1979 年以来、実際の戦闘を行っていない。台湾は山岳地帯で、かくなる険しい地理は、侵略側にとって不利な軍事目標であり、実行するには困難な軍事作戦だ」
オースチン米国国防長官も出席したペンタゴン合同ニュースブリーフィングで、議長は続けた。「習近平国家主席が権力を強化した今、台湾を力ずくで占領しようとするのは賢明ではないし、たぶん正確な情報を得ていない懸念がある。なぜならコスト、利益、リスクについて物事を客観評価しているなら、台湾攻撃は過度のリスクであり、中国軍の戦略的大失敗に終わることくらいは認識できるだろう。中国軍が爆弾やミサイルで台湾へ攻撃できるものの、山岳地形の島を物理的に占領する軍事的任務は極めて困難だ」と強調した
この山岳地形という発想はありませんでした。なる程、これは面白いですね。確かに富士山より高いニイタカヤマがある台湾の地形は凄まじいものがありそうです。
地下壕の耐久性はアメリカが一番苦労させられた経験者だけにその言葉には信憑性があるというものです。