トランプさんの復活に逆風が吹き出したのは間違いないようです。なぜ、トランプさんを嫌う人達がいるのか不思議です。
その大統領の時の実績を評価するということが出来ないのでしょうか。確かに、年齢に不安はありますが、これも個人差でしょう。マハティールさんのような人もいるのですから。
宮崎さんが共和党にダークホースが登場したと書いてくれています。確かに、力のある人もいるでしょうが、今のアメリカを復活させる気力と矜持を持つトランプさんの実績をきちんと評価して貰いたいものです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022)11月21日(月曜日) 通巻第7529号 <前日発行>
「ヴァージニア・ウルフなんか怖くない」
共和党大統領候補予備選にダークホース登場
「ヴァージニア・ウルフなんか怖くない」は、往年のエリザベス・テーラー、リチャード・バートン主演の映画、ハリウッドの黄金時代だった。
現在のヴァージニア州は首都ワシントンDCに隣接するベッドタウン。人口は860万人。州都はリッチモンド。
なぜか、このリッチモンドに一週間も滞在したことがある。1988年秋だった。折からブッシュシニアの選挙最終版で、各地で実際のアメリカの選挙風景も取材できた。
リッチモンドの経済団体に招かれたのは、日本からの進出企業受け入れのため、州政府が工業団地を造成し、友人の植田剛彦が日本代表に指名されて、東京で もセミナーを開催した関係があった。リッチモンドから車で40分ほどのウィリアムバークは昭和天皇が訪問された古都。植民地時代の首都だった (1699~1780)。
さて共和党の次期大統領候補レースで突如浮上したダークホースが、このヴァージニア州知事である。有力ファンド「カーライル」CEOだったグレン・ヤンキンが51%で「辛勝」した。民主党候補のテリー・マコーリフ前ヴァージニア州知事に競り勝った。
2020年の大統領選では、民主党のジョー・バイデンがドナルド・トランプ前大統領(共和党)に10ポイントの差をつけて、ヴァージニア州を制した。元来、民主党の牙城である。
知事選での共和党の勝利は民主党の牙城を陥落させたという文脈で注目されるのだ。
左派メディアがいうようにトランプの党内求心力は低下した。
現在、トランプの再選を党内で阻もうと大統領選予備選出馬を準備中はフロリダ州知事のロン・デサンティスが筆頭だ。
デサンティス(44歳)はハーバード大学で歴史学博士、海軍を経て連邦下院議員三期。2018年にトランプ大統領の篤い支援を得て州知事に当選し、22年中間選挙での再選も早々と決めて全国的関心を集めた。
デサンティスはイタリア系で、15日のトランプ出馬声明はタイミングが悪く、共和党内では以前より強いトランプ下ろしの動きが顕在化しており、それに便乗したかたち。本人も意欲満々の様子だという。
渋い存在だったマイク・ペンス前副大統領もトランプとは距離を置いて、出馬準備に入っているが、党内の人気はぱっとしない
ニッキー・ヘイリー元国連大使は出馬するだろう。予備選で善戦すれば「トランプ・ヘイリー」のチケットが組まれ、副大統領に収まる可能性があるとされる。
「(出馬に)興味がある」としているのは前々回も出たクリス・クリスティ(元ニュージャージー州知事)、スヌヌ(元大統領首席補佐官。前ニューハンプ シャー州知事)あたりだが、マイク・ポンペオ前国務長官、マリオ・ルビオ上院議員(フロリダ)、テッド・クルーズ上院議員(テキサス)らは出馬を見送る公 算が高い。
何だか嫌な流れになってきたようです。何故、アメリカ国民はトランプさんの素晴らしさを正当に評価出来ないのでしょうか。
アメリカを復活させたいというトランプさんの強い意志を何故認めないのでしょうか。
やはり、アメリカ人はバカなのかも。