昨日も取り上げた韓国GMの問題は、資金の問題もありますが、もう一つの原因である労組が又しても暴れているようです。
これは、もう前途は無さそうです。やはり撤退に踏み切ることができなかったのが最大の原因でしょう。
中央日報より 2018 年10月24日
韓 経:スト権確保不発でも韓国GM労組「闘争継続」…「労組が撤退の口実与える可能性も」
韓国GMの労働組合が青瓦台(チョンワデ、大統領府)の前での野宿闘争などを通じて研究開発法人分離作業に対する反対闘争を継続することにした。中央労働 委員会が22日に韓国GM労組の争議調停申請に対し行政指導決定を下しスト権を確保できなかったのに無理に闘争を継続すると いう指摘が出ている。
韓国GM労組は23日、「出勤宣伝戦」を始め、法人分離に反対する闘争を行うと明らかにした。労組幹部120人ほどはこの日仁川(インチョン)・富平(プ ピョン)本社出入口などで「法人分離源泉無効」と書かれた紙を持ってデモをした。労組はこれとともに会社のあちこちに「カ ハー・カゼム社長退陣」などのステッカーを貼り付ける計画だ。24日からは青瓦台前にテントを設置しリレー野宿座り込みに入 る。「幹部スト」もする計画だ。
韓国GM労組は韓国GMの研究開発法人分離計画を闘争の名分として掲げている。会社側が推進している研究開発別途法人新設が韓国市場から撤退するための事 前布石という主張だ。自動車業界関係者は「労組が闘争を継続すれば韓国GMの競争力に対するGM本社の疑念がさらに大きくな るほかない。労組がむしろGMが韓国から撤退する口実を与えることになりかねない」と指摘した。
韓国の組合は、日本の組合とは違った意味で企業の癌ですね。こうなったら、組合に頑張ってもらって韓国企業を徹底的に潰して欲しいですね。
銀行も匙を投げそうです。
中央日報より 2018 年10月23日
産 銀会長「韓国GMへの4200億ウォン支援、国家的反対なら中止も」
「韓国GMに投入することにした資金のうち残りの金額を年末に執行するのか」(池尚ウク自由韓国党議員)
「政策的な判断によってする場合もあり、しない場合もある。国家的に反対すれば(執行)しない可能性もある」(李東杰KDB産業銀行会長)
22日、ソウル乙支路(ウルチロ)の企業銀行本社で開かれた産業銀行に対する国会政務委員会の国政監査で、李東杰(イ・ドンゴル)産業銀行(産銀)会長が 韓国GMに対する追加資金支援をしない場合もあるという考えを表し、注目を集めた。
韓国GMの2番目の大株主の産業銀行は5月、韓国GMが今後10年間撤収しないという条件で7億5000万ドル(約840億円)を出資する正常化案に合意 した。この資金のうち3億7500万ドルはすでに支払われ、残りの半分は年内に支援する予定だった。
産業銀行が合意した出資を執行しなければ産業銀行とGMの契約は破棄され、韓国GMの経営正常化は事実上、水の泡になることもある。この場合、GMの韓国 撤収をめぐる論争と混乱は原点から再び始まるしかない。李会長も「(残りの資金)2次執行を産業銀行が拒否すれば、基本契約 書自体が破棄され、その後、GMはいつでも撤収することができる」と述べた。
もちろん李会長は追加支援を拒否する意思を表したのではない。むしろ「2次資金を投入するのが望ましい」という前提で述べたことだ。韓国GMが少なくとも 10年間にわたり韓国市場で生産することが本来の(経営正常化の)目的だったため、残りの3億7500万ドルを納入してGM 側に義務を負わせるのがよいという理由も付け加えた。
しかし韓国GMの研究・開発(R&D)法人分離強行はGM撤収に向けた事前整地作業なのではという疑惑が浮上する場合、2次資金執行に反対する世論も同時 に強まる可能性があり、推移を見守る必要がある。…以下略
これでもGMは撤退を決断出来ないのでしょうか。そんな体質では本社も危ないのじゃないでしょうか。
やはり、トヨタはChinaを捨てて、アメリカトヨタでGMに取って代わってアメリカの企業として生きるべきじゃないでしょうか。