それにしてもプーチンはとんでもない戦争を始めたものです。お陰で、Chinaの動向も見えにくくなり、北は盛んにミサイルを打ちあげています。その上に、中東もおかしな動きが出て来ているようです。
宮崎さんが報告してくれています。やはり、この混沌の裏にはアメリカの思惑が働いているようです。
日本の保守はプーチンに対する評価が真っ二つに分かれているようですが、やはり裏で操ってるDS(ディープステート)などの動きもありそうに思えて仕方ありません。
真実はどうなんでしょう。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022) 3月24日(木曜日) 通巻第7269号 <前日発 行>
ウクライナの影に隠れたが、中東に地殻変動の兆し
イスラエル、エジプト、UAE首脳が共同防衛で首脳会合
シナイ半島の南端、シャルム・エル・シェイクは世界でも有数の保養地として知られる。
豪華リゾートホテルが林立し、欧州やロシアからの観光客で賑やか。イスラエルが二度占領し、国際空港も造成したが、和平の代 償としてエジプトに返還された。
このシャルム・エル・シェイクにイスラエルのベネット首相、エジプトのシシ大統領、そしてUAEを代表してアブダビのビ ン・ザイード皇太子があつまり、膝を交えての首脳会談を開催した(3月22日)。
世界の目はウクライナ、日本の関心事は停電の大騒ぎの最中、三名は経済協力、食糧安保、地域安全保障で緊密な話し合いを行 い、ちかくFTA締結、市場の安定を協議したと表向き発表された。
しかしイスラエルの新聞はイランの軍事的な脅威に対しての共同防衛構想を協議したと報じている。
「これはワシントンへのメッセージである」と消息筋は言う。
なぜなら米国はイエーメンの過激派ホウシをテロリストリストから外したばかりか、イランの「イスラム革命防衛隊」を近くテロ リストリストから外す可能性が高まっており、三ヶ国首脳は深刻な衝撃を受けたからだという(エルサレムポスト、3月23 日)。
イランはイスラエルに届くICBM開発を急ぎ、また核武装計画はすでに90%に近いというのに米国はトランプ政権で一度白 紙に戻した「イラン核合意」交渉を再開し、またブリンケン国務長官はサウジ、UAE訪問を唐突にキャンセルした。一方で、シ リアのアサド大統領は今週末にUAEを訪問する。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、3月20日、イスラエル国会「クネセト」で演説し、「もっと援助を、もっと武器を!」 と訴えた。
ところが、イスラエルではこの演説は嫌悪された。「イスラエルのウクライナ支援も、ロシアとの仲裁も中途半端だ。我々はホロ コーストの危機に直面している。プーチンはナチス用語を使い『最後の選択がなされた』と言っている。もっと武器を送って欲し い」と訴えたことに、イスラエルが反発したのは、ゼレンスキー大統領はおなじユダヤ人でありnあがらも、軽率にホロコースト に比喩することは微妙なユダヤ人の心理を理解していない、とする。
ゼレンスキー大統領は米国議会に続き、23日には日本の国会でも演説の機会を与えられたばかりか、24日にはNATO会議で もヴィデオ演説を予定している。
西側はかくしてウクライナ支援一色に染められている。
余談を言えば、オリガリヒのアブラモウィッツ所有の豪華ヨットの二隻目は制裁に同調していないトルコへ係留され、ドッグ入 りした。よのなかには抜け道もあるものだ。
西側が一致してウクライナを支援していること自体に怪しさがありそうに思えるのは陰謀論に毒されているのでしょうか。
何とも言えないところです。やはり、真実が分かるのは先のことでしょう。