それにしても、追い詰められた習皇帝により崩壊は間違いないと期待していました。とこがプーチンにより情勢が一気に変わり、今やロシアの方が崩壊の危機です。
世の中、何が起きるか分からないものです。
その追い詰められたプーチンは、これ以上追い詰められれば核を使うだろうと予測されているようです。
宮崎さんが取り上げてくれています。これはありそうですね。いよいよ第三次世界大戦もあるのじゃないでしょう。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022) 3月13日(日曜日) 通巻第7258号 <前日発行>
ここまでプーチンを追い込むと、核の選択しかなくなる(シャランスキー)
ベラルーシが参戦か、シリアからのロシア支援義勇兵が集結
次に侵略を受けそうと不安がるのはバルト三国とモルドバ、そしてポーランドである。
モルドバのような貧困の小国に、27万人のウクライナ避難民が駆け込み、悲痛な叫びがあがっている。ポーランドには百万以 上。
バルト三国は国境を接する地点から武器をウクライナへ供与している。
フランスではマクロン人気が意外に盛り返した。25%から33%へ跳ね上がったのだ。
国民戦線のルペン優勢が伝えられたフランス大統領選挙だが、ウクライナ問題でナショナリズムが危険と見なされるようにな り、移民への反発から盛り上がってきた反マクロン運動が下火になりつつある。
左翼系メディアはユダヤ資本との関連も取りざたされ、マクロン支援に舵を切ったようだ。
シャランスキーというイスラエルの政治家がいる。
かれはウクライナのドネツク生まれ、モスクワへ留学し、サハロフ博士の通訳を務めたが、CIAのスパイだと難癖をつけられ シベリアの刑務所にぶち込まれた。冷戦終了と同時にイスラエルへ移住し、新党(イスラエルバリア)を立ち上げた。
一時は世界のメディアがイスラエルの新しいリーダーと持ち上げた。
その後、シャロン、ネタニヤフ政権で閣僚を務めた。ところが途中で、リクードは弱腰と批判し辞任。その主張はネオコンに近 い。イスラエルでは政治的に大きな存在である。
現政権の柔軟性に失望を表明している。ベネット首相はもっと鮮明にウクライナ支持を打ち出せ、とも。
そのシャランスキーが次の事態を予測する。
「プーチンの計算違いは西側が迅速に結束し、想定外の強い制裁をかけてきたことだ。プーチンは領土を欲しくて動いているので はない。これは正義と民主主義とナショナリズムとの戦いである。制裁がロシア経済をどん底へ突き落とすと、プーチンの選択肢 はせばまり、核使用となる怖れがきわめて高くなる」
ベラルーシはプーチンと密約を交わし、ウクライナ戦争に参戦する可能性がたかまった。関ヶ原で家康が、小早川に鉄砲を撃ち かけ、裏切りを督戦したように、現在、ベラルーシ国境ではロシア戦車がブラルーシ側に発砲しているという(『エルサレム・ポ スト』、3月11日)。
ベラシールのルカシェンコ大統領は、11日に急きょモスクワを訪問し、プーチンと密談を交わした。
またシリアのアサド大統領とプーチンにも密約があり、ちかくシリアからロシア支援義勇兵が送られるだろう、と同紙が報じて いる。
それにしても、ここまで世界の情勢が変わるとは想像も出来ませんでした。果たして、どこまで行くのか分かりませんが、最悪の自体もあるかもしれないですね。
もしかしたら、地球の敵人類滅亡の時かも知れません。それも面白いのじゃないでしょうか。きっと、地球は喜ぶでしょう。