追い詰められたロシアが態度が曖昧なChinaに縋り付くのでしょうか。脱税で噂になっているラブロフが訪中だそうです。
ロシアとしてはChinaの援助を取り付けることが生き残る為には何としても必要なのでしょう。
宮崎さんが取り上げてくれています。それにしても、こんな時にサハリンの権益で迷っている日本の醜悪さが目立ちます。日本はロシアに付きたいのでしょうか。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022)3月26日(土曜日)弐 通巻第7274号
ラブロフ(ロシア外相)が訪中へ
ウクライナ侵攻後、初の中ロ外相会談
3月30日から中国安徽省黄山市屯渓で開催される「アフガニスタン周辺国支援外相会議」にロシアが飛び入り参加、それも王 毅外相の招待にラブロフが代表団を率いて訪中すると発表された。
ラブロフは二月の北京五輪にプーチンに随行して訪中しているがイラク侵攻後は初めての訪中となる。
3月24日にインドを電撃訪問した王毅外相は、ジャイシャカル印外相と協議したが、アフガニスタン支援の中国提案に賛意を 示さず、また「国境における中国の違法行為がやまない限り、中印関係が好転することはない」と発言した。
アフガニスタンの安定は地域の安全保障に重要であり、隣接するパキスタン、イラン、トルクメニスタン、タジキスタン、ウズ ベキスタンなどの外相が前述の会議に参加予定というが、インド、カザフスタンは参加しない模様だ。
アフガニスタンに対してはきわめて冷淡だったロシアが突然、興味を強めたのは国際孤立状況への焦燥感であり、一方でロシア はBRICKS諸国との経済協力をつよめる方向にある。
ロシアではマック、スタバの営業停止にくわえて小売り部門では有名ブランドが一斉にロシアの店舗を閉鎖した。イケア、ユニ クロ、H&M、 ZARA、グッチなどで、ロシアはショッピングモールの空きを埋めるために中国とインドにブランド店舗出店 を促してもいる。ロシア制裁に加わっていないのはインド、中国のほかにトルコ、イランだ。
ただしロシア人は買い物に関しても、音楽、映画同様に西側志向が強く、ブランド品と言っても、ペルシア絨毯、トルコの金製 品、雑貨、絨毯などしかない。
このロシアから撤退した企業の製品を何一つ利用していない極貧の身から考えると世界は無駄な商品で動いているんだなあと今更ながら思えます。
世界は、極貧を相手にしていないようです。